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壁出しの煙突設置工事が無事に終了

 
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前日は煙突固定下地の設置まで行ったので翌日は設置だけ行えばハイ終了!と言う訳にはいかずに2日目も目一杯お仕事を行いました。

 

まず朝一で到着後に行ったタスクは屋外窓枠の水切り板金です。

木枠が微妙に露出している部分が有るのが気になったので軒先役物を利用して雨がアルミサッシの枠に流れる様に部品を片手にあれこれベストの手法を考えていると時間があっという間に過ぎ去ってしまい、開始から約2時間かけて納得のゆく仕上がりまで到達しました。 

この作業も経験が有ればもっと作業時間を短く出来ると思いますがとにかく初めての経験だし、勢いよく手を先に動かして失敗してしまうと代わりとなる部品が手元に無いので慎重にならざるを得ません。

 

防水が終わればやっと煙突の設置に着手です。これが今回のメイン業務なのですが、下準備の量が膨大で何がメインなのか分からなくなっちゃいます。

先ずは基準となるフラッシングセンターから下げふりを下ろして煙突の芯を決めて行きます。今回はフラッシングの中心を動かす事が出来ないのでこの場所を基準に全てを組み立ててます。なので窓枠の鉄板穴を大きめに作って数センチのズレは調整できるようにしました。

チェーンブロックで煙突の水平と垂直がしっかり出る様に位置を微調整しながらベストの場所を探して行くのだけど、ここでOKと思い込んでも煙突固定ネジを締め込むと位置が変わって垂直が変化してしまうからネジの締め付けと確認作業を何度も繰り返し本当に納得がゆくまで何度も微調整を繰り返しました。

煙突の先にはセンターをマーキングした型紙が乗っており、下げふりが中心を指し示す様に位置合わせを行ってます。

ネジを締め込んた状態で垂直と煙突のセンターが出れば、もう後は積み上げて行くだけなので作業速度が速くなって行きます。

 

煙突を屋根の上から継ぎ足して行き、ステンレス板で作った特注の軒先カバーを垂木に固定したり、屋外の壁面ビスや金属の合わせ目にコーキングを行ったりしてるとあっという間に夕方でした。

 

壁出しの場合煙突貫通部分にコーキング処理を行うのだけど、前回はマスキングテープを張らずに塗布すると仕上がりに不満が有ったので、今回は自動車塗装などに使う曲面用マスキングを使いしっかりと養生を行う事で納得のゆく見栄えに落ち着きました。

 

3月に現地調査を実施した時にお客様へ提示したスケッチ通りに仕上げる事が出来て良かったです。

窓を1つ撤去して木枠を作り、土壁の住居に金具下地を取り付け、水切り板金を行う作業は初めての経験だったから手を動かす速度はどうしても遅くなるけれど事故も失敗も無くまるで以前からそこにあったかのような自然な仕上がりに納める事が出来たので本当に良かったです。

文章にすれば簡単に終わったように感じるけど、何度も施工の判断を悩む場面に直面したのも事実です。

そんな時は焦る気持ちに飲み込まれること無く回避する方法を落ち着いて探せたことが大きな収穫になりました。次はストーブの製作に着手して納品に備えたいと思います。

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