ヒミエルストーブ

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煙突掃除のついでに本体の劣化を確認

 
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先週から季節が秋に切り替わり、朝晩が涼しくなり日中作業をしても汗だくになる時間が短くなってきました。こうなると薪ストーブの季節到来だと感じる方が多いのか、煙突掃除のお問い合わせを頂く回数が増えて来ます。

 

ヒミエルストーブは内部に灰が溜まる構造なので煙突をお掃除するだけで作業が終了するのではなく、本体内部に溜まった灰や煤を吸い取るので通常のクリーンバーンと比較して少しだけ作業時間を必要とします。

 

煤をまき散らしてお部屋を汚してしまうと取り返しがつかない事になるので背面の土壁や天板をマスカーで養生するのは必須作業となります。特に土壁や古い木材はマスカーの糊が強くて表面の色が剥がれたりするのであらかじめ目立たない場所でマスキングテープを張ってテストを行い最適な場所を確認するようにしてます。

 

私が煙突掃除を行う時は基本的にメトスのチムニーボールを使います。 ドリルロッドも便利なのですが、狭い足場まで道具を持って上がりロッドをつぎ足す手間が非常に面倒に感じるので屋根の上に上ることが出来て真っすぐな煙突レイアウトであればチムニーボールの使用が一番楽と感じます。

 

ではドリルロッドが活躍する場所が無いのかと言えばさにあらず、本体出口の横部分を掃除する時にアマゾンで販売している中華製のロッドを使うと棒が絶妙に柔らかくて掃除しやすいです。

去年まではT管90度の点検口から手をいれて堆積していた灰を取り出していたのですが、手首から灰が入って来たり、しっかりとお掃除出来ない事を不満に感じていたので、試して見ると非常に良い感じだったので今後の標準作業に採用します。

 

そしてヒミエルストーブの核心部分。最も高温になるヒートライザーの劣化をチェック。

ボロボロに膨らんで劣化していても公表しますが、実態は真逆で目視では全く劣化を確認する事が出来ませんでした。

この四角い筒の内部が高温になる事で強力な上昇気流と煙すら燃やし切る熱を発生するので金属にとっては非常に過酷な環境であり、スチールで作るとあっという間にボロボロになってしまいます。

 

この部分の寿命さえ確保できれば製品をより長く使用して頂けるので長寿命の対策は非常に悩みながら作り込みました。

何故なら、製作時はある程度の劣化を想定して材料や工法を選定するのだけど実際に数年使い込んだ結果を見ない事には対策を取ることが出来ないので、販売開始後数年間は希望的観測を抱きながらドキドキしていたのが実情です。

 

そして初期ロットのお客様宅へお掃除に伺った時も全く劣化を確認出来なかったので、目視出来ないレベルでの摩耗進行は有ると思いますが急激な異常発生を検出する事は無かったので、このトピックについては一旦静観すると言う判断を下しました。

 

煙突掃除は配管内部をお掃除するだけでなく、1シーズン快調にしようする点検も兼ねているので寒くなる前に実施する事をお勧めします。

また、ヒミエルストーブユーザー以外でも煙突のお掃除を請け負っていますのでお気軽にご相談頂ければと思います。

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