ストーブの燃焼室でスモークベーコンを作る
スーパーで売っているベーコンは何だか味が今一つと言うか、不満は無いけど満足感も少ないと感じるのが本心なので数年ぶりにスモークベーコンを作って見ました。
暇だったら専用のスモーカーをコンパネをカットして作りたい所だけど、今は来週納品予定のKD01製作に忙しくてそんな暇は全く無いので何かで代用できないかと工場を見渡すと目に入ったのは蓄熱仕様に改造したKD02.
この燃焼室を利用すれば良い感じのスモーカーになるのでは?と軽い考えでとりあえず挑戦してみました。
お肉の下ごしらえは畑に植えていたセージやオレガノを調味液に漬け込み塩漬けと塩抜きをして冷蔵庫の中で一晩乾燥させればOK。
ベーコン作り方で検索すれば山の様にヒットするのでお好みで作って見ると面白いかと思います。
スモーカーへの改造は溶接機等使用せず、赤レンガを積み上げてなるべく簡単にスモーク窯を構築。
普通のクリーンバーンなどでは本体天板の煙突から煙が抜けちゃうのでダンパー付きじゃないと同じような方法を行うのは難しいかも知れません。
失敗する事も十分にあり得るので最初は簡単な構造から実験する方が良いと判断するのは、長年の経験値から来る癖みたいな物でしょうか。 新品の耐火レンガを使うと、豚の油で汚れちゃうと少し勿体ない様に感じたので赤レンガをチョイスしました。
最初はこんな感じにお肉を網に乗せ、下から温めて燻してあげようと言うプランでしたが火のついた炭を燃焼室のレンガ上に投入するとレンガに熱を吸い取られてしまい、あっという間に失火したのでこの方法はボツ。
対策として七輪をストーブの中に入れ、チップが燃えない様にブリキを折り曲げて作ったお椀へスモークウッドを入れて炭で温めてあげると良い感じに煙が立ち込める様になりました。また、お肉の油が炭の上におちると炎が立ち上がり余計に油が落ちるのでアルミホイルを利用して油受けとしました。
この方法に行きつくまで、朝の準備から含めると2時間費やしやっと納得のゆく方法を発見です。
加熱開始から2時間が経過する頃には本体天板も暖かくなり、煙突からスモークの良い香りと伴に煙が排出されるようになりました。ブリキやコンパネのスモーカーはガラス窓が無いので中の様子をチェックする事は出来ないけど、これは様子を見ながら火加減を調整できるところが便利でした。
そして完成がこちらになります。
家に持って帰り厚切りにカットしてホットドッグで頂きましたが、スモークの香りが絶品です。
手間が掛っても本物の味にかなう物は無いですね。