ヒミエルストーブ

 メルマガ登録はこちら

SD01の製作開始

 
この記事を書いている人 - WRITER -

やっと待ち望んだ鋼材が入荷しました。

おそらく営業さんもタイトなスケジュールの中最大限頑張ってくれたであろうと想像するので次に電話したらお礼言っとかなきゃ。

若いころは約束した納期が遅れると、約束を反故にしたことをダシにして自分の怒りを相手にぶつけながら要求を求めることもあったけど、老人に近づいたことが原因なのか現状に腹を立てることが激減し相手の状況を認めつつ最短でこちらの希望を実現できる見込みを静かに尋ねるようになりました。

そのような対応の方が双方にとって気分よく過ごせると思うので、予定が狂っても泰然と過ごせるメンタルが心地よい。

そしていつもは錆の発生を忌避するため晴天時に納品してもらうんだけど、そんなこと言ってたら週末をはさんでしまうから小雨の降る中シートを掛けて工場まで運んでもらいました。

雨に濡れた鉄板の水分をふき取り、あらかじめ温めて準備してた薪ストーブの上で加熱すれば錆が出ることもないので2時間程度費やして材料の下ごしらえを終えて組み立ての準備に着手です。

SD01の製作は毎回本体のロールベンターとフランジをぴったりと合わせることに苦戦するので、今回は事前に仮組してみることに。

ロールベンターした鉄板って完璧な円柱ではなく、微妙に変形しているから上下の鋼板を基準に溶接で仮止めして完成形に近づけて行きます。

出来上がった形を写真で見るだけじゃどこが難しいの?と思われるかもしれませんし、僕もそう思われて仕方ないと思うけどマジ大変なんです。

一言でいえば正面の平板とロールの接合面がうまい具合に合いません。

溶接外観を保つためには隙間なくぴったりと接合面を合わせたいんだけど、プラズマカッターで鉄板を切るとロールベンターを加工した応力が変化して狙った形状に仕上がりません。

何度製作しても多くの時間を費やす工程だったけど、喉元過ぎれば苦手意識を忘却してしまうから毎回やりにくさを感じつつ根性で困難を乗り越えてました。

しかし、今回は気分に余裕があったから実際に作る前にパーツ単体で仮組したら簡単に行けるんじゃね?とコンセプトを思いついたので早速実験です。

実験してみた感想は、前回に比べてとても簡単に微調整できたから方向性は間違えて無かったです。あとは実際に組み付ける時にすんなりと行くのか。

答え合わせは来週なので楽しみ!

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© himiel stove , 2024 All Rights Reserved.