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富山県へ煙突設置に行く

 
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先週は1週間ほど工場を出て、北陸と京都へ行ってきました。

仕事の目的は富山県の現場へ煙突設置。

冬の日本海側って本当に天気が変わりやすくて、晴れていると思っていてもあっという間にミゾレが降ったりするので雨天予備日を含め3日の工期を予定していざ出陣。

長野県より東側へ工事に行く場合、基本的にはボンゴクラスのトラックをレンタルするんだけど私の住んでいる瀬戸内側のレンタカーには4WDの設定が無いので今回は降雪を考え自分の軽トラで現場へアクセスしました。

工事の前日よりビジネスホテルへ宿泊して準備万端の現場。

個人住宅で過去最高の屋根高さとなる9Mの棟を横からみると壮観だし、足場が設置されているタイミングで煙突を施工しないと大変なことになるのは一目瞭然。

幸いなことに、この現場は家の横にある空き地へ高所作業車を止めて作業できるので最悪の場合借りてきます。

現場へ下見に行った時には屋根にガルバリウム鋼板を敷いた後だったので、煙突設置は壁だし限定。

そして屋外も、ガルバリウムのリブが干渉するので眼鏡板で煙突の縦荷重を受けることが出来ない状況だから、通常よりも1つ固定金具を多く追加して荷重をしっかりと受ける設計を選択しました。

煙突貫通部分は単にパイプが通過しているだけで、ステンレス化粧板が貫通部分の化粧を行い煙突荷重は固定金具で受けてます。

金具の取り付けは、工務店へ事前に下地位置を図面で指示を行いステンレスのコンクリートビスでコーキングを行いながらしっかりと壁面へ固定しました。

金具の垂直と通りをしっかりと出すことが出来れば、あとは煙突を固定するだけなので金具の心出しは非常に大切。 一番上の金具から下げふりを下しすべてが一直線になる様何度も確認しつつ固定。

金具の固定が終わったら、250㎏吊りの小さなチェーンブロックを使用して煙突の垂直を調整しました。煙突の固定金具を締め付けただけで垂直が変化してしまうので、チェーンブロックで調整しながら固定すると作業を楽に進めることが出来ます。

貫通部分の垂直が決まれば作業の7割が終了と同義。 今回の壁面貫通部分はこのような仕上がりになってます。 貫通部分のコーキングを綺麗に仕上げるため、私はマスキングを入念に行う派。

昔はコーキングガンだけで綺麗に仕上げようと頑張ったんだけど、残念な仕上げばかりだったので今がマスキングをしっかりと行ってヘラで仕上げるようになりました。

予定していた接続を行い、よっしゃ仕上がりじゃないの!

そう思って全体を見渡すと   ん?

図面とは異なる景色に違和感。

どっからどう見ても、煙突の突き出し量が少ないのです。

背中に冷たいものを感じながら原因を検証すると、設計時に工務店より頂いた立面図が実態より800㎜低いことが判明。 工務店の図面を信用して設計しているので、そりゃ煙突も足らなくなるよね。

工事の前に確認の電話をしなかった僕の責任なので今後どうしようかと、幾つか選択肢を考えました。

1)いったん工場へ帰って別日にやり直す

2)現場監督に煙突を送って継ぎ足してもらう

3)メーカーに部品を注文して営業所止めで受領

4)自社の予備品を富山へ送ってもらう

天気予報は翌日も晴れだったので、不足している部品を入手できれば作業ができるから何とか翌日に続きが出来る方法を模索し、行きついた結論は(4)の自社予備品を送ってもらうことにしました。

クロネコヤマトの物流能力は本当に凄くて、18時までに姫路の営業所へ持ち込めば翌日8時には富山の営業所へ届きます。 1晩で運んでくれるなんてマジですごい。

おまけに、段ボールを持ち合わせていなくても営業所で購入可能だし暇な時間帯ならベテランのパートさんが梱包を手伝ってくれるので本当に神。

そう言ったわけで、初日は煙突を富山のクロネコヤマト営業所へ発送してもらい現場を後にしました。

カスタマーサービスへ電話で問い合わせたら、翌日配送可能と回答をもらったけど本当に可能なのか実際に手に取るまではドキドキです。

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