ヒミエルストーブ

 メルマガ登録はこちら

梅雨入り前の煙突掃除

 
この記事を書いている人 - WRITER -

今年は6月に入っても晴天が続いていましたが、今週からしばらくは雨が続くみたいです。

先月、2年前に納品したお客様からお店の休業日に煙突掃除を依頼されていたので、梅雨に入る前に滑り込みで作業してきました。

煙突掃除はいつでもできると思って放置しているとあっという間に使用する季節が来るので、個人的なオススメは春先から梅雨入りまでがベスト。

煙突の内部に煤が溜まっているけど、設置してから1シーズン目は運転方法も不慣れだし薪の乾燥具合も分からないから煙を発生させる事もあったそうですが2シーズン目から運転のコツを掴み満足のゆく環境を作ることが出来るようになったそうです。

ドリルロッドも持っているけど高所にロッドと充電ドリルを持って上がるより、チムニーボール1つを持って屋根の上に移動する方が格段に楽だし、途中で棒の継ぎ足しなどが不要なので私は煙突が真っ直ぐな場合メトスのチムニーボールを使って内部を掃除します。

上からオモリを下ろせば煙突掃除が完了するなんて超便利。

普通のストーブだと、バッフルの上か炉内に煤が落ちるので新聞紙などで受けて掃除すれば作業が完了するのですがヒミエルは内部に灰が堆積するので煙突掃除が終わると、本体内部をお掃除する必要があります。

中には2年分の煤が溜まっていたので、いきなり天板を開けると室内へ灰を撒き散らす事になるから先ずは開口部へ集塵機を突っ込み大きな煤や灰の山はブラシで集めて吸い込みます。

ペール缶にフィルターが付いたアッシュコレクターとか販売されているけど、過去に私の使った製品はあっという間にペール缶のフィルターが灰で目詰まりして、何度も掃除する作業が非常に面倒だったので集塵機を使用する方が作業性が良いと思ってます。

私はマキタの集塵機を使っているんだけど、フィルターの目詰まりもなく強力に煤や灰を吸い込んでくれるので気に入ってます。

内部清掃のついでに、サイクロンや架台の摩耗を点検したり炉内へ空気を送る経路を掃除したりと2年間本体に溜まった異物をしっかりとお掃除。

最後はガラスと炉台を綺麗に吹き上げて作業は完了です。

秋に使用するとき、今までと炎が吸い込まれる勢いが違う事を実感されると思います。

煙突掃除って単なる煤の除去ではなく、1シーズンストーブを使用した振り返りの側面があります。

煤や灰の色、本体の劣化などおおよその使用環境を判断できるので非常に大切な検証機会なんです。

特にヒミエルの場合、設計想定内で運用さえているお客様に於いては摩耗も発生せずに長期間の使用に耐えるのだけど、想定を超える大火力で連続運用をされると如何に分厚いステンレス板を使用していると言えども摩耗が加速度的に進むし、最悪サイクロンが熱で変形してしまうので自身の運用を振り返る意味でも掃除は貴重な情報源なんです。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© himiel stove , 2024 All Rights Reserved.