備品整理棚をDIY
年初から隙間時間に取り組んでいた備品整理棚製作プロジェクトを6月初旬に実行しました。
年に1度しか使用しないセイロや寸胴、納品の時にしか使用しない専用ツールなど普段使用しないけど絶対に必要な道具を収納する場所がずっと欲しかったんだけど大きな棚を作った経験が無いのでエイヤッと行動を起こすきっかけを失ってました。
しかしですよ、光陰矢の如し
日々忙しく仕事をしている中でいつまでもやりたいことを放置していると、月日はあっという間に過ぎ去って行くので、ゴールが見えていなくてもとりあえず行動しながら考えてみることに。
最初に材料の選定から悩みまくってました。
購入した杉の柱で材料を統一すると工作も楽なんだけど、数年前に近所の人から頂いた大きな材木を活用できれば保管場所と材料費の削減が同時進行で実現できるので最高なんだけど収まりが思いつかず数日間あれでもない、これでもないと悩んでました。
制作工法も悩んでいてyoutubeを見て勉強すると、小さく部品を分けて金物で組み付けて行くのだけど脚立の上り下りが面倒だと感じたので2×4のパネル工法を参考に床で8割程度パネルを組み立てて、リフトで持ち上げる作戦を採用。
パネルはしっかりと寸法が出せるけど、既存柱は倒れているので計画通りに組み付けることが出来るのか?考えても答えなんて出てこないので前に進むだけ。
写真に写る床面積は4坪。
この大きさをリフトで持ち上げるには治具を作る必要が有るので2坪ごとに分割して組み立てる様に作りました。
床面には埃掃除が容易な様に塗装コンパネを使用し、釘で躯体へ固定すると床の強度もぐっと上がるのが分かります。 床の補強は1尺ピッチで間柱を入れてコンパネのたわみを防止。
床が仕上がったら、既存柱へ固定金具を取り付けリフトで持ち上げて仮止めをすればあっという間に棚が完成。
組み立てる工程はあっという間に終了するんだけど、それまでの準備にどれだけの時間を費やしたことやら。
床面で組み立てていた時は今一つ大きさを実感できなかったけど、設計の位置へ納めてみるといい感じの大きさに満足。
本来の設計ではあと2坪追加して完成なんだけど、仕事が溜まって来たので後日に追加するという事でいったん途中完成という事にしました。
最後に、部品を保管すると作業が面倒になるので何もない間にLEDランプを取り付け。
LEDは10年以上前に10個セットで2万円くらいで購入して長期在庫していた器具を利用。電気工事は昔に電気工事士の資格を取っているから半日くらい費やしてDIYです。
自動車免許以外では、電気工事士と、高所作業車、トラッククレーンの資格が私の仕事で役に立っているので取得して良かったかな。
これにて無事に備品整理を行う棚が完成しました。
棚と言うか中二階と言っても問題ない規模間だけど、きれいに収めることが出来て満足です。
大工さんに施工をお願いして自分の仕事に専念するって言うのも全く合理的な判断なんだけど、今回は失敗しても良いから自分で作ってみたかったのよね。
最初はどこから手を出せばよいのか全く分からなかったけど、とりあえず目の前に見えるタスクを処理してゆく間に進むべき方向が見えて行く体験をしたかったのです。 いくら動画や本を読んだとしても実際に行動を起こして得られる感覚は行動でしか得られません。
そして作ってみた感想は「案外簡単じゃないの」です。
経験のない作業と言うものはとかく難しく考えがちだけど、現代は建築金物が進化しているのでホームセンターで販売している部品を利用すれば素人でも簡単に工作が可能だという事が分かったのが一番の収穫です。