蓄熱式サウナストーブへ部材を納品
昨日は京都府美山町で構築を行っている現場へ蓄熱式サウナストーブ部品を納めてきました。
通常は設計製作施工をすべて私が一括して担っていますが、今回は通常の作業フローとは異なり、メインの工事差配は建築士さんが担い、ストーブの設計図面を建築士さんが書いてレンガの積み重ねは現地の左官屋さんに組み上げてもらう計画。
私のパートはドアの製作と煙突の接続なので寸法通り仕上げる事に注力すれば良いから気分も軽く現場へ向かいました。
今回はヒーターを構築する為にドア部材の納品を行い、ヒーターとチムニーボックスが完成したら再び現場へ赴いて煙突を接続する計画なのだけど工事完成期限が残すところ2週間なので工期が非常にタイトなのがネックです。
梅雨前に部品を搬送
来週から2週間くらいずっと小雨が続く天気予報なので今回必要な扉部材以外にも、運べる部品はすべて軽トラに乗せて現場保管してもらいます。
部品の搬送も少し小技を効かせ、トラックの荷台に鉄製扉や角フラッシングなど重量物を載せ、その上に煙突一式を乗せるのだけど部品の上に直接置くと凹む恐れがあるので、足場板とコンパネでもう一段フラットな架台を作って煙突を乗せると非常に安心。
要は2階建ての荷台を作って下に重いもの、上に軽くて変形したら困る部品を乗せると安心できるって事なんだけど、高速道路の段差やカーブで足場板が移動しないように固定する方法を決めるのに少し時間を費やしました。
現場に到着すると丁度左官屋さんがドア付近の組み付けを行っていたので部品の梱包を解いてドアを納品。
ドアに合わせてレンガを組み付けて行くのでぴったりのタイミングで渡すことが出来ました。
こんな感じで耐火煉瓦と赤レンガの間にフランジを作りドアの移動を防止すると伴に、イソウールを挟み込んで気密を保ちます。
納品したついでに煙突設置の下調べも同時進行で実施。
土壁の屋根構造は一番下から
野地板→壁土→垂木→野地板→杉皮→ガルバリウム鋼板
現地で施工している大工さんから「なぜフラッシングを使用しないのですか?」と
質問されたのだけど、この屋根に煙突を固定できる強度を持った場所が無いからですと
返答しました。
もっと言えば、建物の桁から補強を取ってその上にチムニーボックスを施工しなきゃ台風などの強風に耐えることが出来ないと思ってます。
この土倉に蓄熱式サウナストーブが出来上がるなんてとても楽しみな案件です。