ヒミエルストーブ

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ヒミエルに関する特徴 (運用編)

 
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前回の話は全体の5%にも満たないストーブの構造が好きな方に向けた記事でございまして、悲しきかな私もその中に入ってます。

そして、多くの人はそんな構造なんかより導入する事によりもどのような生活ができるのか?そこに意識が向くことも認識してます。

では、通常の薪ストーブの機能に加えて何が得意なのか?

お料理に便利な構造

全てのお客様では無いですが、冬季のメイン調理器は薪ストーブですとお話くださるお客様がとても多いです。

煙突が本体の側面から取り出し天板を広く使えるので沢山のお鍋を同時に温めることが可能。

炎が通過する場所に応じて加熱温度が変化するので、天板で最も高温になるエリアは600度まで昇温しますが天板の端に行くに従い温度が低下してゆき一番低温部分で200度。

温度差を利用して、まずは高温部分で沸騰させた後天板の淵でコトコト煮込むとお料理が驚くほどおいしく仕上がります。

保温する場合は五徳を敷くと便利。

大きなオーブンを利用する事で丸鶏もおいしく調理できます。

個人的に好きな運用は天板でスープを作りオーブンでパンを焼くことが多い。

こちらのお客様は冬の暖房機能の殆どを薪ストーブと太陽熱温水器で賄うことで、冬の電気代は1か月3000円台だそうです。

そこまで電気代を削減できるかは住宅の性能により変動するけど、冬になってストーブを焚く季節になれば暖房以外にも調理や洗濯物の乾燥など生活にまつわるあれこれに活用できます。

こちらはフランス料理屋さんに設置しているKD01。

冬は天板に沢山お鍋を乗せ、レストランのお昼休みには足を炉台に向けてお昼寝する時間がとても心地よいと笑顔でお話くださった事がとても記憶に残っています。

天板はお料理に使って行くと吹きこぼれなどで汚れてさびて行きます。

これは修正出来ないので、お勧めは10年くらいボロボロに使い込んでいよいよダメだと思った時に天板だけ部品交換する事をお勧めしてます。

天板を溶接で固定してしまえば製作が楽になるんだけど、摩耗が進行する部品は交換できる設計なので長期間ご愛用頂けます。

ヒミエルの目指すもの

もうこれは開発の時から一貫しており考えがブレることは一切なくて「冬の生活に役立つ道具」を目指してます。

見た目がおしゃれでも、暖房機能だけって私自身は物足りません。

せっかく長い年月を費やして乾燥した薪を暖房だけでなく、お料理などに活かすことで薪を中心とした生活を楽しみたいし何よりその様なライフスタイルが好きなんです。

デメリット

しかし、良い面だけでなくしっかりとデメリットも存在します

年に1度本体内部に溜まった灰や煤をお掃除する必要があります。

煙突掃除のついでに、燃焼によって舞い上がった灰や煤を集塵機でお掃除する事は必須。

デザインに制約がある。

先に述べたように2重構造で製作している関係上、外観の自由度が低い。そして新作を作ろうと思ったら出来上がりを想像できないので新開発に多くの時間を費やす。

まとめ

文章で書いても使用感を伝えることは難しいけど、ヒミエルを使い込んでいるお客様方は便利機能をとても気に入って下さってます。

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