煙突の垂直をしっかり出して固定する秘策
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写真のような煙突のレイアウトって結構ありますよね。
壁だしで軒を45度曲がりを利用して避ける時など、煙突を金具で固定するまではフリーで移動してしまい垂直の固定作業が困難な場面って普通に有る。
そんな場合、昔は気合いで何とか設置していたけど今は確実で簡単な方法を採用してます。
秘訣はズバリ「仮止め金具を使用する」です。
現地の寸法を元に工場で仮止め金具の確認を行っている写真なんだけど、寸切りボルトで大まかな位置を出した後に水平器を当てターンバックルを回転して最後の微調整を行い仮の位置ぎめを行なった後で本付けを実施するという2段構の作業が確実な施工を約束してくれます。
実際の現場ではこんな感じで仮止めを行い、柱の垂直を確認する水平器をセットして微調整。
仮とめ金具で煙突の垂直確認を終えた後、メインの振れどめを固定。
仮止めでしっかりと自立しているので落ち着いてメインを固定できるし、両手を使って作業できるので作業時間の短縮にも繋がります。
最後に仮止めを取り外せばあっという間に煙突固定の完成。
こんな事当たり前じゃない?何を今さらと思われるかも知れませんが仮止めが無ければ固定金具の位置で垂直を出す必要が有るので非常に作業性が悪いんです。
これは実際に経験した人しか分からないと思いますが、感動レベルで楽な手法なのでぜひ真似してくださいね。
こんな感じで自作の小技を臨機応変に作るのも技能の一つでしょうか。