灼熱の7月に納品したお客様のお宅へ操作説明に行ってきました。
今年の7月は雨も少なく連日40度近い猛暑だったので、朝晩が冷え込む今のシーズンは操作説明にお伺いするハイシーズン。 とは言え、ICは通常型のクリーンバーンだし操作する部分が非常に少ないので火の状態を見て使いながら慣れて頂くのが上達の最短ルートだと思っています。

点火方法は太い薪を下に置き、細割を一番上に置く逆置き点火。
よく乾いた薪が一気に燃え上がり、炎がキレイに鑑賞出来ました。
初めて薪ストーブを使用されるお客様に於いては、そもそも使用した経験が無いので何を質問すれば良いのかも分からないと思うので使いながら疑問に思ったことは遠慮なく質問して頂ければと思います。
お勧めのメンテ道具
薪ストーブを導入するにあたり、私がお勧めするアクセサリーを紹介させていただきます。

まずは煙突掃除の道具
屋根の上にアクセス出来て、煙突が真っすぐであればメトスのチムニーボールがお勧め。ロッド式も便利だけど継ぎ足しなどが面倒なので煙突掃除でまず最初に使用したいと考えるのがチムニーボール。


屋根に上がるのが厳しかったり、煙突が途中で曲がっている場合はロッドステーションが有効。
イギリス製の物はシャフトもしっかりしているし、ジョイント部分も操作性抜群でさすが本物って感じだけど、1年に一度しか使わないのにお値段がそこそこすると躊躇する方はアマゾンで同等品があります。
しかし値段が1/10くらいなのですべてが同じと言う訳では無く、使っている間に折れてしまったという話を2件ほど聞いた事があり、ジョイント部分の操作性が本物と比較して使いにくいと感じるのを不便に感じなければ十分機能すると思います。
Amazonの掃除ロッドはシャフトがやわらかく角度が急な部分や狭い場所のお掃除に便利なので、私は使用する場所に応じて使い分けてます。

灰や炭を受ける箱ってなんでもいいのだけど、ペール管を利用すると塗料が燃えて猛烈なにおいが発生するので私はトタンバケツを愛用してます。
ペール管で熱い灰や炭を密封すると、空気が冷めたときにペール管が凹んでしまうのですがトタンバケツだと火だけ確実に消えて本体が凹まないので便利。 姫路のブリキ加工会社、オバケツを運営している渡辺さんは昔マラソンを一緒に走っていた知り合いなので私はオバケツを愛用してます。

燃焼室から灰を取るときに愛用しているのが十能。
100均で売っているもので十分機能は果たすので、お好みで選んでいただければと思います。

私は薪ストーブの煙突掃除を行う時、マキタの集塵機を愛用しています。
2007年に購入した集塵機は未だ現役で壊れる素振りなど一切なく、快調に利用できるのでもし今の集塵機が壊れたとしてもマキタをリピートします。
ほかの集塵機を知らないのですが、マキタの秀逸なところは灰や煤を吸い込んでもフィルターが一気に目詰まりする事が無く掃除が完了するまで集塵機能を維持できるところが非常に便利。
昔友人宅で、ペール管を利用した集塵フィールターを掃除機に接続して煙突掃除を行ったことが有るのですが集塵フィールターが数分おきに灰で詰まってしまい、フィールター掃除に沢山時間をついやした経験が有るので集塵能力よりもフィールターの選定がとても大切だと言うスタンス。
手袋はワークマンで売っているキャンプ用の皮手袋がコスパ最高。
まとめ
薪ストーブを導入すると、本体だけじゃなくて維持するためのアクセサリーも必要になってくるので何を選べば分からないと思いますがデザインやブランドにこだわらないのであればなるべくシンプル、安い物で十分。
専門工具は目利きの選定が大事だけど、スコップやバケツなんてはっきり言ってなんでもいいんじゃない?
ICの操作説明も、本体の操作方法だけでなく私のお勧めするアクセサリーなどをお伝えして無事に終了しました。

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