5月からリニューアルオープンして、SNS上で話題になっている本格的な蓄熱ログサウナを楽める長野県小海町のsauna tenさん。
ログハウスで蓄熱ストーブと言う組み合わせは私の知る限り日本で殆どないから、非常に貴重な体験が出来る施設。
蓄熱サウナについては得られるメリットは絶大だし多くの方が優れた文章でご感想を発信されていますが、実のところお客様の見えない部分で運営側に大きな負担が発生するので全体のオペレーションを知る私としては本当に高級で贅沢な施設体験。
このあたりの話は別の記事でしっかりと述べたい。
そして今回、コタに設置されている薪ストーブサウナのSBについて約1カ月利用した感想を聞いてみました。
SNSを見るとインパクトのある蓄熱ストーブの情報が9割を占めるのですが、安定した性能と蓄熱ストーブと比較して手軽な運用でSBも施設を運営するに於いて貴重な戦力となっております。
まず第一に、暖房能力が高いのでドアを開けて室内空気の入れ替えを行ってもしばらくすれば丁度良い温度帯に復活するのが速い。 室内の空気を適宜入れ替えて心地よい空間を維持したいと思っても、換気しちゃうと寒くなるようではダメなので昇温能力は必須。
ひとまず一番大切な能力は確保できている様なので安堵。
そして、大量の蒸気を発生させる能力も十分。
換気を行い室内温度が下がったとしても、ストーブの周囲に配置している石に沢山熱を蓄えているので大量の蒸気を発生させても石が冷めず、バスマスターの希望する環境を自由自在に作り出すことが可能。
しっかりと石に蓄熱して、蒸気で温度のコントロールを行う運営を楽に維持できるストーブという事でしょうか。
市販のサウナストーブってなぜか燃焼室が簡素な鉄板むき出しなので、薪が燃え尽きて熾火になると直ぐに冷めてしまい追加の薪を投入しても再点火までに時間が掛かるので常に火を絶やさぬよう面倒を見る必要がありました。
しかしSBは燃焼室に約40㎏の耐火レンガを敷いて蓄熱しているので、しばらくストーブを放置しても薪を追加すれば短時間で勢いの良い炎が復活します。
僅か1か月の稼働なので製品寿命までは判断できないけど、現時点ではサウナ施設を運営するうえで十分な機能を実装できたことを嬉しく思うし、どのようなポイントを抑えて製品設計を行えば良いかと言う勘所を獲得できたことが大きな財産です。

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