ロケットストーブのテスト

今シーズンモデルの薪ストーブ燃焼テストは順調です。
薪ストーブと言ってもロケットストーブです。
今まで定番の商品と言う物が有りませんでしたが、丸いロケットストーブは量産して行きます。
煙突の導入価格を下げたい
輸入物の薪ストーブ導入を考えると、本体と煙突セットで一声100万円。 その様な状況を自分で変える事は出来ないかと考えて薪ストーブを作りました。
しかし、現実はいかんとも出来ず、悪戦苦闘の結果、2重煙突の必要性を知る事になりました。
通常型の薪ストーブは煙突内部の温度を高くすることで吸気の力を発生させるので、火災予防の観点と燃焼効率向上の為2重煙突の導入を推奨します。
この点に関しては、自分なりに実験と検証を繰り返して感じた事なので割としっかり断言出来ます。
薪ストーブ屋は煙突のプランニングが一番の仕事です。
通常型薪ストーブで2重煙突の必要性を知ったので、シングル煙突で性能を発揮すると言われるロケットストーブ製作に挑戦しました。
巷で普通に宣伝される性能ははたして本当なのか、自分の目で検証しなければ納得出来ないので昨年からテスト機の製作に着手していました。
今回完成したロケットストーブで検証の結果は、まっすぐ上向きに4M煙突を設置するのならばシングルでも十分な燃焼能力を発揮します。
巷の話は嘘じゃ無かったんだ!
写真では伝わりにくいですが、強力に吸気されておき火が真っ赤になって燃えています。
おき火だけになり、薪を追加てもあっけなく火がつくのでとても簡単です。
一番最初につくった通常型薪ストーブをシングル煙突で運用した時、寒い日に薪を沢山入れると、おき火がしっかり燃えること無くストーブ内部に大量の炭が溜まったので七輪と同じように炭を真っ赤に燃やしたいのであれば、強力な上昇気流を生み出す2重煙突はマストアイテムでしょうか。
横引きのテスト
ロケットストーブの定番横引きのテストを行いました。
横引き2M
最初はシングル煙突横引き2M縦4Mでの実験
2Mではドラフト低下を感じる事無く、普通に燃焼しました。
住宅で使うには十分の距離かと思います。
横引き4M
次は横引き4Mでのテスト
横引きの距離が倍になり、縦の部分からは結露した木酢液が垂れてきます。
燃焼の勢いも弱まり、これ以上の横引きは実用上厳しいと感じます。
横引きの距離が長くなる程、燃焼の勢いが弱まるので横引きの距離が長くするのならば2重煙突が必要になると思いました。
実際の動画はこちら
ごうごう、力強く燃焼しませんが、ゆらゆらと少しづつ燃えて行くので薪の消費が非常に少なかったです。
本当にびっくりする位、薪の消費が少ないのです。
去年の冬は、昼寝を薪ストーブの横でしていると、30分もすると火が小さくなって寒さで目が覚めてしまいましたが、このストーブは小一時間薪の追加無くても緩やかに燃え続けます。
今日行った実験をふまえるなら、住宅へ横引きを2M以上で運用したいのなら、屋外は2重煙突を推奨します。
DIY度が高く、木酢液発生を理解してくださるのであればシングル煙突でも良いと思いますが、完璧を求めるのであれば一部2重煙突を選ぶ方が無難だと考えます。
まとめ
屋内型ロケットストーブは、通常の薪ストーブと燃える速度が緩やかなのでびっくりです。
私は薪の追加が面倒だと感じるので燃費が良いことは大歓迎です。
薪だけで暖房を賄おうと思うと、1シーズン何トンもの薪を用意しなければなりませんが、このロケットストーブを使えば準備する量を減らすことが出来ると思います。
いずれにせよ、何らかの比較実験が必要ですね。