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美味しいピザが食べたい、薪ストーブピザ作り最終章

 
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オーブン改造完成形

薪ストーブで作る美味しいピザを追求してきました。

このテーマで何回記事を書いている事やら。

それだけ、{作って→テスト→レビュー→改造→}を本当に何度も何度も繰り返して自分が気になる部分は、改善し続けます。

今回の改造コンセプトは設計段階からアイデアが浮かんでいたのですが、構造が複雑になるので耐久性が悪くなるかと思って実装を見送っていました。

前回の改造で、オーブン自体の温度を100度上昇させて、空間温度を250度まで昇温出来る様になり、ピザ表面のチーズがグツグツとろける様になりました。

いつもの私なら、よく改善できた。と自画自賛してその先にある未知の方法まで確認することは無いのですが

去年の秋、友人と石窯やレンガで作ったピザの、ピザの表面に薪の温風が触れてほんのりとチーズが焦げ、ピザ生地がふっくらと焼き上がる感じを薪ストーブで再現出来ないものかと夜遅くまで話し込んでいたのを思い出し、今回は失敗覚悟で改善とテストを行いました。

可動部分を追加する事で手順が増加しちゃいました

改造は1日あればしっかりと対応出来ましたが、レバーの切り替え操作が必要になったので操作が面倒に感じます。

改造して、一応構想が形になりましたが、想像通りの性能が出るかは実験してみないと分からないので毎回実験する時は緊張します。

今までの経験では、成功よりも失敗する事の方が圧倒的に多いので、失敗して落胆する事も無くなり、失敗の原因追求を見誤なければ、成功に続く通り道だから失敗こそが大切な経験だと大きく構える事が出来るようになりました。

 

いざテスト

ストーブの昇温は通常とおなじ手順で昇温させていきます。

ロケットストーブなのでバーントンネルの入り口を薪や焚きつけで塞いでしまったら、炎の通り道が無くなるので煙りと炎が室内へ逆流してしまいます

 薪ストーブは自然のドラフトを利用した燃焼装置なので、癖や勝手に馴れるまでの経験が必要だと思います。電化製品の様にスイッチ一つで万人に安全性を提供出来ないので、カマド型ロケットストーブは室内で使うのは危険かも知れないと考えるようになりました。

オーブンが150度位になったら、オーブンにピザを投入してレバーを切り替えます。

すると、前回はグツグツチーズが煮えたぎるまで時間が掛かったのに、早い時間からチーズが煮え始め、ガラス越しに変化を観察する事数分。

表面が少し焦げて、ピザ生地はしっかり膨らんだ理想的な形に仕上がりました。

 

写真で分かるこれまでの変化

言葉で説明するより、これまでの変化を写真でみるとよく分かります。

(1)ピザパンのチーズが溶けなくて、底が焦げてしまい残念な感じ

チーズが溶けないピザ

 

(2)オーブンの温度を上げて、出来上がったピザ。

高温オーブン

高温のオーブンで焼いたピザ

 

(3)高温の温風を当てたピザ

高温の温風を当てたピザ

高温の温風を当てたピザ

 

まとめ

石窯料理に近いレシピを、手で持ち運び可能なロケットストーブで再現出来ると分かった事が大きな収穫です。オーブンの改造はこれにて一旦お休みしようかと思います。

最初全くチーズが溶けないピザパンを見た時は、温度の上がらないオーブンを前に途方に暮れました。

しかし、それが良いきっかけとなって今回の結果に繋がったと思います。

今回行った改造は土間を含む室内で使用するカマドには取り付ける事は危険だと思いました。野外使用のカマドだけしか使う事が出来ません。

なぜなら、室内使用だと一酸化炭素中毒になるリスクがあるからです。

 

 

 

 

 

 

 

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