薪ストーブのデザインは好みで良いけど、性能は煙突で決まる
もう五月も終わりです。 手帳を振り返っても、薪ストーブの活動は少しだけしかしておらず、今まで放置していた工場の整理や不要品の処理などに没頭していました。
あれもしなきゃ、これもしなきゃと毎日無数に浮き上がるタスクを中途半端にこなしていった結果、整理整頓が疎かになった工場に無数の部品が散乱している状況がどうにも我慢出来なくなったので、新規のタスクは一旦ストップして、今まで放置していたタスクを一旦全て綺麗に処理するようにしています。
作業台の手元照明が暗いのでLED蛍光灯を設置したり(電気工事士の免許が必要です)
重量ラックを在庫の角材で作ったり
使わない大型設備を廃棄したり
軽トラの屋根が錆びて来たので、錆を除去して再塗装したり
試作品のロケットストーブをオーバーホールしたり
何年間も放置していたタスクなので処理を終えるのは時間が必要ですが、以前に比べ少しだけスッキリとした工場を見渡したら気持ちが良いです。
薪ストーブの性能は煙突で決まります
イベントに出店すると色々な方とお話し出来るので面白いです。
薪ストーブユーザーの方も興味を持って話しかけてくれる事が有るのですが、多くの方は燃焼の比較が出来ないので、シングル煙突のDIYでも全然OKと言う方が多いと感じました。
しかし、私の意見は真逆で、煙突は断熱2重煙突を使い本体は中国製の鋳物でも十分だと思います。
なぜなら、本体を買って運用してからの時間が長ければ長いほど2重煙突を使う方が薪の消費が少なくてお得だからです。 それに、燃焼のコントロールの幅がシングルに比べ広いのが特徴でしょうか。
今年は物理の教科書を買い込んで理論の勉強をしたので、結論から言うと、薪ストーブの核心はずばり管内が高温に保たれた煙突です。
しっかりと乾燥させた薪を使い、焚き付けの時に十分に温度を上げて、温度がピークアウトしてから巡航運転を行えば、どのような薪ストーブを使っても満足出来るストーブライフを送る事が出来るのでは無いでしょうか。
設計事務所に依頼しても、住宅のプロであっても薪ストーブの構造まで熟知しているかは未知数なので、薪ストーブに関してはプロか経験豊富な人にアドバイスを貰う事をお勧めします。
本体と煙突さえ有ればとりあえず運用可能だけど、何が有効に効くかと言うのは因果関係を経験で蓄積したプロに依頼するのが最も時間を節約できると私は考えます。
私が全くの素人だけどDIYを行いたいと考えた場合、プロに導入のコンサルを頼むと思うし、DIYが出来ないなら全てお任せします。
薪ストーブって、性能を発揮させる型みたいな物が有って、ユーザーがパターンを変えながら独力で発見できる人以外は誰かに教わる方がベターだと思うのが私の意見です。
そして住宅に設置する物なので、施工の品質保証の問題が出てきます。 いくら高額な商品を買っても、施工が今ひとつなら経年変化による劣化で雨漏りや煙突の傾き、煙突掃除が出来ないなど予想しないトラブルに見舞われる恐れも有ります。
そういった事も含めて、失敗しても自分でやり直すので全て経験です!と思える猛者以外は詳しい人にアドバイスを求める事をお勧めします。
そして、何度も繰り返しになるのですが本体は数万円でも、煙突はしっかり施工する事をお勧めします。