蓄熱ストーブの製作開始

7月に販売開始予定だった蓄熱ストーブの構築なのですが、試作で発生する諸問題の解決に時間を費やしてしまい約1か月遅れで組み付けを開始しました。
記事を書いている時点ではレンガの積み上げは完了して試運転を待つばかり。
レンガを積み上げる前にも完了しておくべきタスクが幾つかありまして、その中で一番時間を費やしたのはドアの設計でした。

出来上がれば簡単そうに見えるのだけど、レンガに目地が入った状態でドア枠と積み上げたレンガ高さが面一になる寸法を決定する事をとても悩みました。
あと、鉄とレンガの膨張率が異なるので異材間に緩衝材を挟むのですが、素材の選定と厚みもどのように決定するのが良いか海外の動画をいくつも見て考えた結果今の形に収束です。

設置スペースのDIYを優先して進めていたら炉台を作る事を失念していたので、急いで作り上げお盆休み前に蓄熱ストーブの製作に着手。

今まで友人のお手伝いで少しだけ耐火レンガを積み上げた事はありますが、自分が主となって作業するのは初めての経験。 もう、見ているのと実際にやってみるのは全く違います。
なにより、手が思った通りに動かないので目地材の厚みが均一にならずレンガの完成高さが揃わない。
目地材を塗り仮置きしても、幾度となく取り外してやり直しを無限に繰り返すから時間だけが過ぎ去って行きます。
こんな時は我流で頑張っても前に進まないので、私はyoutubeで築炉工の動画を何度も見る事に。
めちゃ簡単そうに目地材を塗るのだけど、シンプルな動きに経験が凝縮されているので、レンガの持ち方やコテの角度、目地の舟位置など細かな位置関係を注視しながらひたすらコピーに勤しむと1日なんてあっという間に過ぎ去りました。

初日は3段積み上げたところで終業。
たった3段だけど、慣れない作業なので疲労感が半端なかったです。
どの様な事でも、未経験の作業を身につける事は難しいですがこの歳で新しい分野に挑戦できるなんてすばらしい。
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