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サウナストーブの製作

 
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去年2台製作したタマゴサウナ向け専用ストーブの注文を頂いたのでSD01が完成した後に材料が揃う様手配を行い連休を挟んで制作に勤しんでいます。

このモデルはデザインをサウナメーカーへ譲渡しているので同じ物を販売する事は出来ませんが、ICを少し改造すれば同じ様な出力で納品できるので興味のある方はお問い合わせくださればと思います。

去年とデザインは同一だけど、1年も経てば制作方法や細かな操作系部品の設計がアップデートされて行くので一見同じような外観でも細かな部分はどんどん変更して行くのが私の特徴。

現在は蓄熱ストーブの開発に勤しんでいるのだけど、サウナ施設を経営している友人には全てオープンにして内部構造や作り方を教えています。 全てオープンにする事について躊躇がないのかと質問を受ける事があるのだけど、構造を秘匿したとしても1年後には別の形にアップデートしている可能性が高いので秘匿する意味があまり無いというのが実情です。

製品の特徴に価値があると思い込んでいるのって製作者だけで、ユーザーは全く気にしていないと言うことも普通にあるし私から見て普遍的な構造を特別な物として熱心に秘匿する姿勢に疑問を感じます。

10年前はサイクロン燃焼に憧れて私自身も特許を取得したけど今現在はサイクロン以上の性能をもっと簡素な方法で実現できるので、経験値を積み上げる事により新たな手法を開発するのが私の得意分野。

そうすると、私のテンションが上がる分野が鮮明になる訳でして、見本のない物をゼロベースで制作するのが大好きなのです。

見本があっても別に良いのだけど、自分の中で未経験のプロダクトを失敗を重ねながら形にして行くのがとても面白い。 本当に失敗って貴重な資金と時間の両方を一瞬にして奪い去って行く憎むべき事柄なのだけど、失敗って無意味ではないのですよね。

自分の目指している出力に対して狙った答えが出ていない状態を失敗と認知するのだけど、失敗で得た知見を活かして新たな発見をする事も多々あるので失敗を一概に無価値だとは断言できません。

とはいえ、答えのない問いに対してなるべく成功したいという思いが強い時ほど決断力が鈍くなり判断を先延ばししてしまうので、そういう時は気分が盛り上がる方を選択すると後悔が少ないと思っています。

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