前回の記事でいい感じに仕上がり一安心と言う記事をアップしました。
しかし、何らかの比較対象がなければ本当にその状態が良いかどうか判断することは困難。
一見OKと思っていたけど単に勘違いしている事も普通に有るので、上下2系統設置している燃焼室への吸気ラインのうち下側をアルミテープで塞いでどの様な結果になるのか実験。
想定している状況は、ユーザーが燃焼室に溜まった灰の掃除を行わず空気の吹き出し口が塞がった状況を再現している。
結論から言えば、燃焼が不安定になる事もなく目視では良い感じで燃えるように見えた。
しかし、計測器の数値を確認すると空気の換気量が上下2系統備わっている時より2/3しか燃焼室へ供給されないので、大量に薪を詰め込むと若干白い煙が煙突から発生しました。
目視では薪の樹種や乾燥具合で判断が困難な事も、計測器を利用すれば一目瞭然で判断できるところが非常に便利。

炉内の蓄熱量と空気のミッスクがいい感じでバランスしていい感じに燃えてくれるのが本当に嬉しい。
今回の実験で確認出来た事をまとめると
灰で下側の空気スリットが埋まっても、危険な状態になる事はなく利用することは可能。しかし想定した換気量を確保できないので速やかなお掃除を推奨。
そして、下側を塞いだ状態を観察する事で、上下からの空気供給は合理的だと改めて実感しました。
バランス的に下側から供給する空気の量は上の半分以下でも十分。国産の鋳物ストーブも下側に小さな空気穴が備わっている様に、薪に近い部分に空気を送り込む場所があるのはちゃんと理由があるのですね。

燃焼部分の開発は、おおよそ終了しました。
後残すパートは外側の遮熱板や足元のウッドラックなど意匠のデザイン。
現状でも不満はないのですが、燃焼をもう少し科学的に突き詰めようと思うと燃焼ガス分析器を導入すればいいのは分かっているのだけど、製品開発時だけ利用する計測器に20万円以上支出する事に躊躇しており何か代替案がないかと思案してます。
いずれにせよ、本体が温まり巡行運転に入ると広葉樹の薪2本を入れたら緩やかに燃焼を継続する光景を実現できたことが嬉しい。
これ知見をベースに様々なバリエーションを作ることが出来るので今後の展開が楽しみだ。

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