ロケットストーブの煙突事情
ここのところ毎回週末は雨ですね。
今週は9月の台風で穴の空いた屋根を修理したので一安心です。工事のついでに屋根の明かり取りも交換したのですが、もの凄く明るくなりました。 屋根修理前は薄暗かった工場も,外は雨が降っているのに、この通り写真を取れる位明るくなりました。夏は暑くなりそうで心配です。
換気扇での排煙
有圧換気扇で強力に排気してくれるので全く機能には問題有りません。 しかし、換気扇の作動音がうるさいんですよね。
煙が出る度に換気扇を操作するのも面倒なので換気扇を使うのは一旦止めにして他の方法を試してみる事にしました。
この思いついたら即行動するフットワークの軽さが武器なんですよー
アルミダクトを煙突に
とりあえずの実験は屋外へ煙突を出せば良いのでこんな感じになりました。
どうせ形は変化して行くので見栄えは2の次で、スピード重視って事で。
薪棚に使っている棚にスパイラルダクトを番線で縛り付け、あとはアルミダクトを接続。スパイラルダクトはたったの2M。
普通の薪ストーブなら絶対に上手く燃えない状況です。 ロケットストーブでもストレートに4M接続した時より空気の引きが弱かったです。
ロケットストーブといえども、煙突の長さと吸気力の関連は十分にあって、煙突が短かったり、抵抗が大きいと強力な吸気は発生しないと思います。
その代わり、緩やかに燃焼するので薪の消費がもの凄く少なくなります。写真で見る限り普通に燃えているのがおわかりになるでしょうか?
今までの薪ストーブは、30分以上仕事に熱中してよそ見しているとあっという間に炎が鎮火してしまい再点火するのに手間取っていましたが、このストーブは3寸角の割った杉を燃焼室に投入すると40~50分位かけてゆっくりと燃えて行くので、仕事に熱中しても火が消えないから使うのが楽です。
この状態で1日中ストーブを焚いてみましたが、外は台風の影響で雨が降っていたけれど普通に使う事が出来ました。 こんな短い配管だけど、すべて市販の2重煙突で配管すると余裕で10万円以上の予算が必要なのでホームセンターで売っている材料で十分なんて頼もしいストーブです。
*アルミのフレキは公称耐熱温度は100度なので、自己責任で施工しています。
今回の実験で屋外へ煙突を排出する方が換気扇操作より楽だと分かったので、次はダクトを外へ配管してみようと思います。
幸い工場の壁は錆びて朽ちた波板で、鉄切ハサミで簡単に切り抜くことができるので煙突のレイアウトを色々試して見ようと思います。
まとめ
煙突の長さやレイアウトにもよりますが、ダクトで施工出来れば煙突の導入費用を1/10くらいまで下げる可能性があると思います。
けれども、全てに於いて可能では無く、丁度良い長さやレイアウトがあるので、結局はユーザーの許容範囲の中で施工方法を選択して行くことになるのでしょう。
ちなみに、こんな薪ストーブのブログでも月間のPVはそこそこ有るので、ロケットストーブの煙突施工について今後もアナウンスして行きます。