ヒミエルストーブ

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2台目鋭意制作中

 
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1台目のロケットストーブのテストを行いながら在庫予定の2台目の製作に取りかかっています。

1台目は全くゼロから作るので、部品を作る時間より考えている時間の方が長いし、いざ形になっても外観に気に入らない所があると手直しするのでとっても時間が掛かります。

では2台目はすぐに出来るのかと言えばそんな事も無くて、1台目のテストで気になった所を改善して行くのでやっぱり考える時間が必要になります。1台目は展示用のデモ機として、しっかりと燃焼テストを行いながら改善点を2台目に活かしています。

ロケットストーブの煙は換気扇で排出

少し前まで四角い小型冷蔵庫のロケストを重点的にテストしていましたが、丸いロケストは完成後少しの間テストしただけで放置していたので今週は丸型を重点的に燃焼しました。

煙突はホンマのシングルΦ150を4本まっすぐにつなぎ合わせ、煙突から出る煙は工場の有圧換気扇で吸い込んで屋外へ排出するようにしました。

今まで工場の有圧換気扇は騒音がうるさくて設置してから殆ど使わなかったのですが、屋外へ煙突の配管を行う手間も不要で、風が壁に吹き付けても有圧換気扇の力で強力に屋外へ排煙してくれるのですごく便利です。

排気温度が低いロケットストーブだから出来る方法なのかも知れませんが、本体が冷めていても換気扇の吸引力で焚き付けを手助けしてくれるので、有圧換気扇+シングル煙突ってお勧めです。

有圧換気扇の設置は勿論DIYで、フォークリフトの爪にパレットを乗せて自分で電気配線も行いました。 確か屋内の電気配線って2種電気工事士の免許が必要だった様な・・・、私は機械修理が専門なので勿論資格は持っております。(内容なんか忘れちゃいましたが!)

焚き付けを上手にすると煙は少ないのですが、くすぶらせちゃうともの凄い煙が立ちこめるので換気扇の有効活用に気付くまでは毎日作業着がスス臭くなりました。 

薪の追加投入も燃えにくい木を燃やす場合は、真っ赤に燃えた炭が炉内を覆っている時に投入してやると結構な勢いで燃えて行きます。

ペレットの燃焼実験

薪はふんだんに在庫していますが、ペレットを燃やすとどんな感じになるのか興味が有ったので、ヤフーショッピングでポチリとして昨日届いたので実験してみました。 結論から言うと全く問題無く普通に燃焼しました。

ペレットメインで燃焼していた訳で無く、薪が燃えた炭の間に園芸用スコップでペレットを投入したので決して量は多くありませんが、それでも燃えないと言う事は無くペレットからでた炎は力強くヒートライザーへ吸い込まれて行きました。

次はペレット専用タンクを作って、ペレットメインで実験しようと思い100mmの角材でタンクを作って実験したのですがここで大きな問題が発生しました。 ペレットタンクが大きくて炎が見えませんでした。 炎が見えなくてもちゃんと燃焼していれば問題ないのですが燃えているかどうかすら分からないのは問題なので、次回の改善テーマとします。

まとめ

物作りはとにかく一歩踏み出す事が大切だと、気付きます。

ペレットタンクの改造も、そもそも簡易なタンクを作って実際どうなるのか実験しないと改善なんか出来ないし、今回作っている底面のヒートガードは1台目で床の温度上昇が気になったので、ヒートガード面積を大きく作りました。(写真参照) 上が旧部品サイズ、下が改造品。

その他も、オーブンの大きさや、天板のフランジ、ヒートライザーの形状、断熱、ヒズミの抑制など1台目を作った事で検出した改善点を愚直に見直して少しでも良い製品に近づく様に行動しています。ある程度で止めないと技術のオーバーシューティングになっちゃいますが、手を動かすことで分かる大切な気づきってあると思うし、アイデアが溢れる様に浮かんで来るので実際に作るとどうなるのか確かめないと気が済みません。

最初から完成形が頭に浮かぶ事なんか少なくて、何か気になるポイントがあって、そこん所を改善したいけれどアイデアが浮かばない。そんな時はとにかく思いつくまま手を動かして行きます。 手を動かして作るうちにアイデアが浮かぶ事も有れば、そうでない事もあるけれど、一旦形になった物を評価することで次の一手が見えて来ると言う物です。その手法を無駄と捉えるか、必要経費と捉えるかでスタンスは大いに変わって来るけれど、私は必要経費だと考えます。 

私は設計、製作、営業、設置まで全てこなしているので、実際に使われている場面で要求される必要な機能を検出して、製品にフィードバックする事が出来ることが強みだと考えます。

 

 

 

 

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