弊社ロケットストーブの欠点

 

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今までは弊社のロケットストーブの気に入った部分だけを今まで書き連ねましたが、勿論何事にも陰陽がある様に、良い面の反対側には悪い面が存在します。

今の時点で私が検出した、弱点をご報告したいと思います。

万事完璧な物など存在する事は無く、如何にニーズに合致するかが問われるかと思います。

暖まるのに時間が掛かる

試作で作った四角いロケットストーブは重量が300kgを越えています。 ですので天板は点火してからしばらくすると放熱致しますが、本体が暖まるまでお時間が必要となります。

その代わり、一旦暖まりますと冷めるのが遅いですし、再点火も容易です。鋼板が薄い製品は昇温も早く、冷めるのも早いし、厚鋼板で作った製品は昇温に時間が必要で冷えるのに時間が掛かります。

どちらが優れているのではなく、ユーザー様の使用状況に有った製品選択が重要かと思います。

薄い薪ストーブと言えば、ホームセンターで販売されている時計型ストーブなどは、炎を点火するとすぐに放熱するので短時間の間暖房を取りたい方にはうってつけの商品かと思います。

 

狭い場所に不向きです

数年前1台だけコンパクトなロケットストーブを作った事が有りますが、現在は基本直径60cm位のロケットストーブを製作しています。

ロケットストーブは木を燃焼させる部分と、ヒートライザーと称呼される2次燃焼を行う2重煙突部分が必要なのでどうしてもレンガの様なレイアウトになってしまいます。

そして、ヒートライザーの長さは最低60cm以上必要ですので、諸々のクリアランスを含め高さが70cmくらいになります。

発生する熱量も大きいので密閉された12畳くらいのお部屋だと大きすぎると考えます。

設置する場所の選択も大切で 薪ストーブで暖められた空気は膨張してすぐさま天井へ上昇します。 

ですので、体育館の様な屋根の高い密閉されていない場所では暖まった空気が全て上昇してしまい、本体から放射される輻射熱での暖房のみとなります。

1Fと2Fが間仕切りの無い階段で接続された住宅は、階段が煙突の役目を果たして暖かい空気を2階へ吸い上げ、1階は冷たい空気を屋外より吸気する事になるので、家の構造を暖房器具で全てをカバー出来るのでは無いと考えています。

煙突が長くなると木酢液が発生します

ロケットストーブ方式なので、壁抜きで全長6Mを越える煙突のレイアウトは木酢液が発生します。

木酢液は、元々乾燥した薪に約20%水分が含まれているのと、木に含まれる水素が空気中の酸素と化合してH2Oになる事により発生します。

通常型薪ストーブも木酢液はしっかり発生していますが、排気温度が高く結露しないまま大気中に放出されています。

ロケットストーブは燃焼したカロリーを室内暖房に使用することにより熱効率を上げ、煙突より放出する熱が低いので煙突の出口で温度が低下すると薪から放出された水分が結露してタールと混じり合い木酢液となります。

屋外に暴露される煙突部分が長ければ長いほど冷えるので、真夏の実験でもバケツで受ける位木酢液がじゃんじゃん発生しました。

対策としては、煙突の内部の温度低下を防ぐと良いので、2重煙突で施工したり、煙突のトータル長さを短くしたりして調整すると良いかと思います。

木酢液が気にならない方は、じょうご等で受けて2次利用出来るかと思います。

まとめ

このように、弊社のロケットストーブは全ての暖房要望にお応えする事はできません。

しかし、薪の消費量が少なく、高価な煙突の導入に2の脚を踏む一部のユーザー様の問題解決にはしっかりとFITするかと考えます。

 

 

 

 

 

 

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