韓国カマドの解説

 

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私はストーブだin広島2017の2日目は韓国のカマドワークショップが有りました。

丁度私のストーブを並べていた前でのワークショップだったので、沢山の人に交じり構造の説明に耳を傾けました。

技術を公開する姿勢

古来からある、おくどさんやカマドとは異なり、薪を燃やした炎で直接調理するだけで無く、燃焼で発生した熱をオーブンや調理に使える様に考えられていました。

ただし、説明されていたご本人も話していましたが、焚き口に扉を取り付けなければ窯の内部が冷めてしまい理想的な燃焼になりません。沢山空気を送り込めば良く燃えると言う物では無く、

  1. 燃焼室にマッチした空気口を開けて、
  2. 窯の内部に高温部分を作り出し、
  3. 強力な上昇気流を発生させて
  4. 吸気口から空気を吸う

1から4までのサイクルをバランス良く設計することが肝要かと思います。 特に 扉を開け放つ、扉が無い状態だと燃焼室の外から強力に冷えた空気を吸い込むので、内部が一気に冷めてしまいます

これはカマドでも薪ストーブでも気を付けなければならない大切なポイントです。

また、燃焼室からオーブンに接続する部分は、空気が抵抗無く流れる様に耐火レンガの角をカットしていた事が印象的です。

私は、自動車のキャブレターに取り付けるファンネルの様に、気体が流れる部分にはエッジがなるべく付かない様な設計が重要だと思いました。 暖かい気体を小さな抵抗で流動させようと思えば、角を付けない設計が重要になって来ます。

煙突の配管も90度に折れ曲がったT管よりエルボの方が抵抗が少ないし、90°エルボより45°エルボと135°エルボの組み合わせの方がより一層抵抗が少なくなる。

抵抗が有ると弊害が著明に現れるのは最初に点火する時です。

煙突管内に冷たい冷気が滞留し、炉内が冷めていると滞留した冷気が大きな抵抗となって焚き付けの煙が、抵抗の少ない本体の空気導入口や隙間から屋内へ放出されます。

また、抵抗が大きい部分にはススが滞留しやすく、キレイな燃焼の妨げになる場合が多いです。

 

カマドのワークショップには多くの人が説明に聞き入り、カマドの構造もすべてオープンで図面もカメラで撮影して下さいと言う姿勢に驚きました。

 

ダンパーの重要性

カマドにはダンパーが装着されていました。

ダンパーって重要なんですよね~

ダンパーが無いと燃焼した熱い空気があっという間に放出されて、凄い勢いで吸気するから良く燃える様に感じるのだけど、薪があっという間に燃え尽きてしまいます。

だから、ダンパーで排気を適切に絞り、吸気のコントロールを行う事が重要なんですよね。 

以前の私は、ダンパーを全開なら勢いよく燃えるから上手に燃えている様に考えていましたが、今は違います。 ダンパーで吸気のコントロールを行うのです。

流体制御の基本形はメーターアウト回路です。

メーターアウトとは出口で流体を絞る事を意味します。 その逆がメーターイン。

油圧制御に例えると、メーターインは油圧ポンプの前で圧力制御を行い、メーターアウトは油圧ポンプの出口で圧力制御を行います。

メーターアウトには圧力の振れ幅が少なく制御しやすいという利点があり、薪ストーブも同じ事が言えると思います。

なので、ダンパーの効果的な利用は燃費や暖かさへもろに関係してきます。

まとめ

普段の生活範囲では絶対に見る事が出来ない、レンガ作りのカマドを見る事が出来てラッキーでした。

また、韓国の方と片言ですが英語でコミュニケーション出来た事が嬉しかったです。 机に向かって勉強するだけで無く、実際にコミュニケーションの道具として英語を使う事が出来、今後の勉強のモチベーションアップに繋がりました

 

 

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