今年はオーブン付きロケットストーブに挑戦
オーブン付きロケットストーブの試作を考える
今まで同じ物を2つとして作る事は無く、頭に浮かぶ形状を実際に形にしてみると実際はどうなるのか、設計と実験に明け暮れる2年間でした。
そして、完成したからと言って満足いくレベルに仕上がる事は無く、数ヶ月気になる問題点を改善してやっと良い製品になります。
そこで、同じような構造を使って量産するのも良いですが、今は多くの形状に挑戦して沢山失敗を重ねノウハウを積む事の方が大切だと考えるので、今年も全く新しい形状を作ります。
今シーズンは、オーブン付きロケットストーブの製作をしようと思います。
ロケットストーブで無い、通常のシガータイプのストーブを作る事も一瞬頭に浮かんだけれど、多くの方が作っているので今更僕が作る事もないかと思い、未だメジャーで無いオーブン付きのロケットストーブを作ろうと決意した。
基本設計はカマドを踏襲
夏に散々トライした、カマドストーブでおおよそのノウハウは掴めたので、今回はカマド形状で無く、通常のボックス型にしてみます。
最初はシェーカーズデザインを取り入れ、跳び箱みたいな形状の設計をして、展開図まで作ったのですが、なにせ展開が面倒なので途中でやる気がしぼんでしまい、ボツにしました。
いくら形が良くても、恐ろしく手間が掛かると途中で嫌気がさすので我ながら良い判断だと思います。
その代わり、角形ですが、サイドエッジと天板、脚のデザインに韻を踏んで角を落とした形にしました。
前回作ったシェーカーデザインストーブで全体のデザインに韻を踏むと、見栄えがまとまると経験したから、早速今回再確認してみます。
構造はダブルスキンで、高温になる部分はSUSで製缶して耐久性を確認します。
完成して、性能が良ければ本体回りをレンガで囲い蓄熱ストーブとして使うと、どうなるのか確認してみます。
煙突はシングル
シングル煙突と2重煙突で燃焼に違いが出るのか、実際に燃焼して確認してみたいです。
シングルで長い横引きが出来れば、賃貸住宅で設置をためらっている人へ選択肢の一つを提案出来るかも知れません。
2重煙突は、自作のストレート以外にも挑戦してみようかと思っています。
まとめ
今シーズンの見通しも宣言した事だし、あとは楽しんで頑張るだけです。
オーブン付きロケットストーブは長いヒートライザーが外皮の中に入るので、四角のままだとデザイン的にレンガみたいで今ひとつぱっとしないと感じます。
なので、デザインで見え方を良い物に変え、低燃費で高性能の薪ストーブを完成させたいです。