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薪ストーブでピザ

 
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薪ストーブが手元に来ると、先ずは美味しいピザを焼きたい。

私を含め多くのストーバーはそう思っていると勝手に思い込んでいます。

しっかし、生地から作ったピザをお店並みの焼き加減に仕上げようと思うと、かなり高温までオーブンが昇温しないと無理なんです。

オーブンなしの薪ストーブでピザ作りに挑戦した人の話では、火室にピザを投入すると、下面は焦げて上面は生と言う残念な結果になったと聞きました。

直火でもオーブンでも、薪ストーブで料理をしようと思えば、上下両方から熱が欲しい場面が多いのに、下面ばかり熱くて上面がぬるいと言う場面が多いです。

熱い空気は熱ければ熱いほど早く上昇するので、調理する下面ばかり熱くなるのは当たり前なのですが、今回のオーブンはうまい具合に設計で上面からも放熱する様に考えたので、実際に料理をして確認しました。

ロケットストーブのオーブンでピザ料理

レンガ作りのピザ窯は表面温度が400度以上だそうです。

おき火からの強烈な放射熱と炉内の熱気で一気に生地を焼き上げますが、今回作ったロケットストーブでは、オーブン室内の表面温度が400度を超える様に狙いました。

温度調整は火加減で出来るので、とろ火にすればパンや煮込みなんかにも使えます。

けれども、オーブンのピークパワーの実力を知るにはピザを焼いてみれば一目瞭然だと思っているので、テストも兼ねて焼いてみました。

具材は家で準備

小麦粉とイースト菌をホームベーカリーに投入し、一次発酵が完了するまで事前に仕込みました。

ピザソースはトマト缶と野菜、挽肉を煮込み小麦粉でとろみを付けて完成。

移動途中に、バジルやチーズなど買い込み工場へ向かいました。

 

工場に到着すると、真っ先にストーブへ点火します。

設計がまずければ、点火の時に煙が逆流したりしますが、問題無く本体奥のヒートライザーへ炎が吸い込まれて行きます。

当たり前の様ですが、初期作品は立ち上げ時に煙の逆流が多発したので感慨深いです。

そして、中割りの薪をどんどん投入して温度を上げて行きます。

 

ロケットストーブの温度上昇を待つ間に、持ってきた生地をのばして具材を載せて行きます。

今回はシンプルに

生地→タマネギ→ピザソース→チーズと言う組み合わせにしました。

そして、十分に温度が上がった頃を見計らい材料をオーブンに投入。

ピザの具材投入

上に乗せたチーズが煮立つ事を祈りながら、待つこと数分。

生地がこんがり焼ける香りと伴に、チーズが沸騰しているでは有りませんか!

キターーーー

この光景が見たかったのよーー。

薪オーブンで上からの熱をここまで出す事に成功してちょっと興奮しました。

できあがり直前

とりだして、バジルをトッピングして完成です。

鶏肉でもう1品

もう1品に鶏肉を焼いてみました。

味付けはシンプルに塩とこしょうで行い。先ずは一番高温の場所で焦げ目を付けます

そして、フタをして温度が低い場所でじっくり低温調理をすると・・・

美味しそうに焼き上がりました。

食レポ

<ピザ編>

今まで出来なかった焼き加減にびっくりしました。

生地は裏面に少し焦げが付き、生地に敷いたタマネギには火が通り、ピザソースとチーズが煮たって少し混じった様な感じでした。

焼き加減が良いので、生地の粉っぽさも無く、お店の食感を再現出来ているのではないでしょうか。

家じゃこの火力が出せないんですよね。

<鶏肉編>

低温調理が効いたのか、ふわふわでした。

家のフライパンで焼くのとちょっと硬くなるのですが、全てのお肉の食感が柔らかかったです。

火加減でこれほどまで食感が変わるのかと驚きました。

まとめ

今回はピザをつくりオーブンのテストを行いました。

結果は不満が見つからなかったので、ホッとしました。

次回は天板でシチューを作りながら、オーブンでパンを焼いてみようと思います。

 

料理も出来ますが、メインの暖房性能も良い感じで暖かく、薪の消費量も少ない。

私が欲しいと思っていた形に近い薪ストーブです。

 

興味が有る方は工場にお越しになり、実物を是非ご覧になって下さい。

 

 

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