薪集めのコツ
薪集めに悩んだ過去
いよいよ朝晩冷え込むようになってきましたよね。
今は工場を占領するまだまだ使えそうな材木を思い切ってチェーンソーで切っています。写真の薪棚で軽トラ2杯分以上入っています。
今は一声かければ、いろんな所から薪を調達できるルートが出来ましたが、3年前は知り合いの家が討伐したら丸太を引き取るくらいで全く薪を調達するルートを知りませんでした。
その頃メインで調達していたのが木枠製造会社の端材でした。木枠に使う木材なので焚きつけにはちょうど良かったけれど紙のようにあっという間に燃え尽きてしまうから、ほんの30分間くらい仕事に集中するとあっという間に炎が消えそうになります。
真冬に薪の在庫が少なくなると、どっから調達しようか頭を悩ましていました。
何も行動せずに一人でどんなに考えても薪に巡り合うはずもなく、薪ストーブ生活を維持していく難しさを知りました。
私の薪調達ルート
山から持ってくる場合
翌年、薪割サークルに加入したので薪割が上手になりました。そしてサークルで労働を提供すると地域通貨に換算して貯めて、貯めた自分の地域通貨と薪を交換する事が出来るようになりました。
自分で体験して初めてわかりましたが、山に生えている木が薪になるまでにはすっごく手間と労力が必要でした。
山で木を切り倒し、枝打ちをして、車道まで運搬して、玉切りして、薪割して、トラックに積み込み、乾燥させるので恐ろしく労力と手間がかかります。
自分の労力やチェーンソー、トラック、保管場所の諸経費を考えると買う方が安いかもしれません。写真の玉切りで並べるまでの下準備がとても大変です。
こんな仕事私一人ではとても無理です、しかし友人と体を動かしながら共同作業ですると作業が遊びに変わってみんなで楽しく薪を製造できました。
大工さんから頂く場合
この写真はお寺の改修に使った余り材木を頂きました。
大工さんからの調達ルートはとってもありがたいです。
大量に新品の端材や製材した残りをもらえる事があります。こちらは自分でトラックで取りに行かなくても、ダンプで自社工場まで運んでくれるので、手に入れる労力がほとんどいらないので、とても楽ちんです。
おまけに、釘やコースレッドが入っていないので安心してチェーンソーを使うことが出来ます。
下の写真は廃業した大工さんからのもらい物
材料で薪棚を作って保管します
どちらも2トンダンプ山盛りなので結構な量になります。
友人が保管に困った薪も頂きました。
必要なのは人脈なんですね
3年前の薪不足が嘘のように、今では1シーズンで使いきれない量の薪をストックできるようになりました。 薪を使うより溜まっていくペースのほうが早いので今は置き場所に困っています。
薪に苦労しなくなった最大の理由は知人友人が増えたことです。
そして、自分一人だけ良い目をするのではなく、相手にもメリットが発生する仕組みを作ることが出来れば自然に薪が集まってきます。
これって商売と一緒だけど、今だけ、今日だけ、自分だけじゃダメってことですね!
一歩踏み出すか、出さないか、なんでも良いのでとにかく行動がすべてだと私は思います。