土中の息吹を生かした環境つくりを学ぶ
昨年納品したお客様が、土中環境に配慮した排水システムを造園屋さんと施工されるとの情報をインスタの告知で知ったので飛び入りで作業に参加させて頂きました。
納品前の設計段階から友人知人を呼び家の環境を整えて行きたいとお話になっていたのを今でも覚えており、僕も参加できる機会を伺っていたのでとても楽しみでした。
現場では千葉県で修行して丹波篠山へ移住した松下造園さんより目から鱗のレクチャー。
ます、地面に溝を掘ると断層に向かい水分と空気の流れが出来る。
なのでコンクリートで埋めてしまうと土とコンクリの断面が水浸しになったりコンクリが傷んでしまう。そこで家を建てる時に現場で大量に出土した石を使って穴を埋め戻し空気の流れを確保。
石の間に有機物である稲わらや落ち葉を敷き、細菌の力を借りて分解する過程で栄養素を土中にため込んで草木の根っこを呼び寄せる。 そうです。
本当はもっと本格的に教えて下さったのですが、作業に熱中するあまりそんな感じだったよね~位のふわっとした事しか覚えていません。
僕が必要に迫られたら松下さんに依頼するので問題無いでしょう。
こんな感じで石の間へ稲わらと落ち葉、燻炭を敷いて地面と同じ高さになる様にひたすら組み付けて行きます。
1層目は塩ビパイプに直接石が乗らない様、門型に石を組み上げ2~3層と組み上げて地面と同じ高さに仕上げます。文字にすれば僅か1行なんだけど、欲しい形の石が無かったり、逆に何気なく手にした石が物凄くぴったりとハマった時の気持ちよさなどは実際に体験しないと分からないと思います。
石積で擁壁を作るのも同じような楽しさが有るのでは無いかと思うので、予定をたてて学びに行ってみようかな。
時には寡黙に、作業パートを分担しながら確実に仕事は前に進んで行きます。
こういう仕事って人手の多さで作業効率が全く変わって来るし、僕の性格に合っているのか夢中になって石を組んじゃいました。理由は分からないけどとにかく面白い。
朝は塩ビパイプが見えていた溝も3時前には化粧の砕石を載せる1歩手前まで完成しました。
僕は夕方から合気道に行く予定だったので作業を終え、帰宅を申し出てお土産のお餅を頂き、心地よい気分でバイバイと手を振りながらバックをすると…
どえらい事故を起こしてしまったのです。