蓄熱ストーブ導入の下準備
蓄熱型サウナストーブを見て影響を受けた私は、自社工場で試作してみたいと言う熱い思いに突き動かされ早速設置場所の選定に入りました。
しかし、一見広く見える工場なのだけど部品保管場所やフォークリフトの動線を考えると思ったほど設置できる場所を自由に決めることができない事が判明しました。
そして日当たりや作業の容易性を考えて工場の南側を選択したのですが、そこには長年放置していた大きな問題が1つ横たわっているのです。
大きな問題と言うのは、大雨が降ると雨漏りがする場所なのです。この工場に引っ越してから11年、大雨が降るたびに南側の一角から雨漏りが発生し、地面が水浸しになっていました。しかし、ストーブの製作やではそのエリアを当面使用する予定がなかったので、ずっと放置していました。
その結果、建物の一部が腐ってシロアリに食べられ、見るも無残な姿になってしまいました。
雨が降った後、地面が水に濡れても放置すれば乾燥するので目をそむければ全く問題はありません。しかし、今回はその位置に蓄熱型ストーブを導入したいと考えたので、まずは雨漏りの修理から着手を決意しました。
1つだけが原因で雨漏りしているのではなく2つの不具合が理由となり現在の状態となってしまったので異なる対応が求められます。
まず1つは、雨どいからの漏水の修理。
屋根の面積に対して、雨樋の容量が少ないため、一気に雨が降ると、雨どいから水がオーバーフローして建物の中にこぼれてきます。そういったことを防ぐために、既存の雨樋に穴を開けて容量を超えればバイパスルートで屋外へ排出するように施工してみました。
地面から上を見上げると、どのように施工すれば良いのかアイデアが思い浮かばなかったけど、実際に屋根の上に上がって穴を開けたり、溜まったゴミを取り除いたりしていると、色々と解決のアイデアが浮かんできました。
そして実験状態では有りますが、まずは雨どいの雨漏り対策を実施したので、次はシロアリに食べられて腐った部分の建て替えを行いたいと計画しています。
腐った部分は地面が湿っぽくてじめじめしているので、木で作ってしまうとシロアリがやってきてあっという間食べられてしまいます。ホームセンターで材木を買って大工仕事をすれば、簡単に構築できるかもしれないのですが、シロアリに食べられてしまっては、せっかくのやり直し工事も水の泡に帰ってしまうので、今回は鉄骨で作ろうと計画しています。
鉄骨で建物などを作ったことはないけど、ネットや既存の建物を見る限り、それほど難しい作業ではないと想像するので、やりながら技術を身につけたいと考えています。
一旦行動を起こせば、どんどん前に進んでいけるのですが、行動を起こすまでかなりの時間を必要としました。
理由としては経験がないので判断する材料が自分の中になく、どのように進んでいけばいいのか悩んでいる中で時間を浪費していたのです。鋼材を注文して建物を一部だけど改修する事がとても楽しみです。