川原さんが関西へ仕事にこられたついでに工場へお越し下さいました。
前回お越し下さったのが2ヶ月ほど前で、今年の新作「IS」を組みあげた直後で不具合満載の時にどの様な感じなのかじっくり見て頂きました。
そして今回
私的には検出できる不具合をすべて消し去ったと思っているので、どの様な感想を述べられるのか興味しんしん。
結論から先に言えば
「とても普通でイイデスね!」
と至ってシンプルなお言葉ですが、これこそが私の狙っていたゴールなのでとても嬉しかった。
今回は突出した特徴を控え、レーダーチャートで表現すれば満遍なくスコアを獲得するように狙っていました。
なので、一見地味で何が良いのか分からないけどしっかりとした燃焼性能を発揮できます。
安全を第一に

まずは燃焼性能よりも安全をかなり重視して作り込んだ。
夜間寝る前など、燃焼室へ目一杯薪を詰めて空気を絞り夜間暖房を行っても空気調整機構が不確かであれば火力調整が上手くいかずにあっという間に薪が燃え尽きてしまうだけでなく、ストーブ本体が危険な温度に昇温してしまう。
しかし、どんなに薪を詰め込んでも空気の通路を適切な大きさに調整しているので、内部に沢山の薪を投入しても56m^3/h 以上の空気が入らないように作っている。
別の言い方をすれば、燃焼を過大投入しても空気量に制限が掛かるので自動的にインターロックが発動する。
これって非常に大切な概念で、人間の認知は状況によって変化するしエラーの発生が必須であるから、ミスコントロールを行ったとしても安全側へ設備が自動で誘導する。
防火対策も念入りに行い、例えば2時間しっかりとストーブを燃やしても床の温度は人の体温を超えることはありません。
側面は3面に遮熱板を取り付けているので、大きな輻射熱は無いけど十分な対流を発生することが可能。

外気導入のダクトを接続できるので、新築物件にも対応可能。

そして、本体は分割式なので接道していない別荘や山小屋、家の2階でも人力で楽に運び込むことが出来ます。
肝心の燃焼は、焚き付けからスムーズに火が立ち上がり、2回目の薪投入が終わりしっかりとストーブが暖まった頃を見計らいダンパーを閉じると緩やかな巡行運転を継続。
この、本体が温まった後に燃焼室内部が冷める事なく巡行運転を保持できるのが薪ストーブの醍醐味なのでここは外せません。

しっかりと乾燥した薪を使用すれば、ガラスが曇る事もなくあっけない程簡単に目指すべき状態に到達するのでおそらく初めて使用する人は何が良いのか検出するのは困難かと思う。
川原さんには不具合を満載していた時に一度見学して頂いたので、今回の改善がよく伝わったと思います。
自分的にはいい感じに仕上ったから、あとはお客様の反応を確かめるフェーズに移行して行きたい。

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