一つ前の投稿はアート作品の製作をお手伝いした話でしたが、今回は曲がってしまったサウナ部品の修理を依頼されました。
近ごろ未経験で、どのように処理をすればうまい事納める事が出来るのか想像もつかない案件が増えておりその都度考えながら前に進んでいます。
薪ストーブの製作に忙しいと、目の前の案件処理にすべてのリソースを費やすので長考が必須の案件は後回しになるのだけど今は比較的時間に余裕が有るのでじっくりと対応してます。
そして、自分が経験したことの無い未経験案件と言うのは認知の枠外にあるタスクであり、処理を行う手法を知らないのは当然なのでとりあえず実験を行いながら進むべく方向を探してゆくしか解法が無い。
今回は美山のサウナ施設earthing miyamaさんのロウリュウを行うドアが歪んでしまったので修正を依頼されました。
ではなぜ歪んでしまったのかと言えば、高温になった鉄板へ水を掛けて急冷したことが原因。
鉄は急激な温度変化が起こると内部が塑性変形を起こすので、ある意味自然現象なのだけど施設にとっては不都合。
一応恒久対策を考え、自社の蓄熱ストーブで対策を実験しているのだけど根本的な解決を行うには扉部品1式の更新が必要になるので今回は応急対策を実施。

いやはや、とても歪んでますね。こうなると簡易的な修正は困難。
なので、今回行う対策は周囲に鋼材を溶接して曲がりを拘束する手法を採用。

その前に平面を出さないと作業に着手出来ないので、定盤の上にバイスで押さえつけて平面を出します。そして曲がりがひどい場所は寸切りボルトと短冊の鋼材を使いとにかく平面出しに注力します。
平面が出れば、周囲に鋼材を溶接して作業は完了。
作業の難易度は高く無いけど、過去実績が無いので果たしてこの手法で通常使用レベルまで回復できるのか分かりませんでしたが結果は上出来。

新品とは言えないけど、使用には十分耐える形状に復元する事が出来ました。
今回追加した補強がどのくらい効果が有るのかは分かりませんが不具合が出たときは、その時に対応を考えるとします。
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