薪ストーブの劣化を加速する重大な要素について

客先のストーブを煙突掃除する時、同じ時期に納品した製品であっても内部の錆進行が大きく異なる事に気付いた。

今まで製品の劣化は熱による錆発生が主な要素であり、高温環境に暴露しているからこそ鉄の錆が進行していると思っていたのだが、実はもう一つ大きな要素が有るのではないかと推測している。

結論から言うと

乾燥の甘い湿った薪を使用すると内部の錆発生が加速します

理由は明快で、木に含まれている水蒸気が内部結露するから。

焚き付けの時は多少の内部結露が毎回起こるのだが、結露した水分に煙が溶け込み木酢液が発生するとストーブの表面からアップルパイの様に錆が剥離する。

木酢液は強酸性で、コンクリートすら溶かしてしまうので鉄板を腐食させる能力も備えている。

一旦私の推測を整理すると

未乾燥の薪に点火する

木酢液が発生して金属表面に酸性成分が付着→本体が温まり乾燥

別日に点火する時に結露が発生し酸性成分が復活

このサイクルを繰り返しているのではないか?

なぜそのような事を考える様になったのかと言えば

今回煙突掃除に伺った高知県のお客様の内部が過去最高に錆びの発生が無くて綺麗だったから。そして使用している薪は解体した自宅の廃材を屋根の下に保管して使われており、基本的にしっかりと乾燥した薪を使われている。

他方、しっかりと高温に到達するまで時間を掛けてゆっくり燃焼するお客様の内部は錆の発生が著名に多い。錆発生の場所にも特徴があって水分が溜まりそうな場所から進行していました。

以上の観察から導き出される考察は

「未乾燥の薪を使用するデメリットは想像以上に大きい」

単に暖かさが少なくなると言うだけでなく、本体へのダメージを加速する行為になりかねないので、薪の乾燥が如何に大切か改めて認識です。

あくまでも私の経験から導き出された推測なので間違っていたらすみません。

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