ヒミエルストーブ

 メルマガ登録はこちら

鉄フレーム椅子のDIY

 
この記事を書いている人 - WRITER -

子供の成長って早いですね。背も高くなり2年前に西松屋で買った椅子の高さが低くなって来ました。

今の背丈に丁度良い高さで、小ぶりで、それでいてシンプルな椅子をネットで探したのですが、これは良い!と言う物を見つける事が出来ませんでした。

そして売っていないのなら、自分で作って見ようかなと軽い気持ちで「俺が作るよ」と宣言してから早くも1月が経ち、このままでは言いっ放しで終わりそうなので作って見ました。

フレーム製作

床に敷いている鉄板に椅子のフレーム形状を書いて、曲げの頂点へパイプを溶接します。バーナーであぶった鉄棒をパイプに沿わして曲げるのですが、パイプだけだと棒がパイプの反対側へ逃げるので、パイプの対面にズレ止めを溶接します。曲げの始点には逃げ防止にくさびを打ち込み、作業開始です。この工法は20年位前、箱の吊り具を作る時に教わりました。

治具が出来上がれば、バーナーであぶりながら鉄の棒を治具を使いフレームの形状に仕上げて行きます。今回は2個必要なので、フレームを2セット曲げました。曲げ自体は簡単なのですが、微妙に付いている「ねじれ」を除去する事に曲げに掛かった以上の時間が必要でした。

背もたれの部品は治具を使い作りましたが、前足は万力に丸棒を挟み90°折曲げました。

そして、背もたれの部品と、前脚を溶接で仮止めして、背もたれの脚を基準にスコヤで前脚の直角、水平、平行を出して行きます。 ある程度直角を出した後に仮止めを行い、あぶって直角を固定しました。量産するなら、組み付けする時も治具を作って、部品を置いたら製品の形が出来上がる様にするのですが、単品生産では、部品の寸法を正確に出して行くこの作業に、思った以上時間を費やしました。

直角、平行が出ると、前足の間に丸棒を溶接してフレームの完成です

 

同じ作業を繰り返し2個出来ました。

座面製作

板は買うこと無く、薪にする予定で工場に在庫していた物から、丁度良い感じの物を探すと板の半分位亀裂が入っているケヤキがあったのでサンダーで磨きました。 堅木の座面って格好ええやんかと一人満足しています。

鋸の引目が消えるまでサンダーで削り込みました。 プロはどうやって平面を出しているのかな? プレーナーを掛けるのかな?木工は素人なのでさっぱり分かりません。 今夜you tubeで検索して勉強します。木を加工する道具は丸のこと電気かんなしか持ち合わせていないので、板の両面をキレイに削り、角もサンダーでRに仕上げました。 

道具があると作業がはかどるかも知れませんが、手仕上げで何とか2脚分の板を用意出来ました。

鉄のままだと湿気で錆びてくるので、つや消しのクリアーをフレームに塗り、脚の先端にホームセンターで買ったゴムキャップを被せ完成です。

家に持ち帰り子供達にプレゼントしました。

まとめ

はじめての家具作り体験でしたが、鉄を加工するのと同じ位、木材を準備することに時間が必要だと分かりました。 鋼材の大きさ選定も、実際に作って見ないと質感が分からないですし、とにかく良い経験になりました。

今回は椅子を作ったので、次は家具の隙間にフィットする机を作ってあげようと思います。 椅子の座面が高くなり、こたつのフレームに子供の足が当たるので、こたつのフレームも鉄パイプでお洒落に作り代えるとします。

家具をDIYで作ると、単に買うのとは違う満足感や、丁度欲しいサイズに仕上げる事が出来るので、とても楽しいです。

いつの日か家具製作のワークショップを開催して、この楽しさを誰かと共有してみたいです。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© himiel stove , 2017 All Rights Reserved.