薪ストーブの煙突の価格

薪ストーブに関わっていると普通になってしまうけれども、一般の人には異様に感じる事が色々ありますがその中で最右翼が煙突への評価ではないかと思います。
煙突は単に煙を排出している管ではなく、薪ストーブが力強く燃える為に必要な吸気を発生させる重要なエンジンです。
なので、ホームセンターに売っているシングル煙突でも楽しめますが、私の経験上ストーブの細工で2重煙突以上の燃焼状態を作り出す事は出来ませんでした。
けれど薪ストーブに興味を持ち見積もりを取ってみると、本体の値段以上に煙突と設置工事の値段が高額になってしまうことに驚かれると思います。
ストーブを作り始めた当初私は、2重煙突が高いと思いなんとか代わりになる物が無いか試して見ましたが、私の技量では無理でした。
選択肢は
1)シングル煙突で我慢する
2)自作で2重煙突を作る
3)2重煙突を購入する
上から順にコストは掛かりますが手間が減ります。 私は1から3まで順番に経験して今は手間が少ない3番を選択して納得しています。
2重煙突は高額か?
購入それとも自作?
そもそも、なにと比較して高額と判断するのか不明です。
自作を試みたとしても、ステンレスの材料や断熱材、耐熱塗装、手間賃などを含めた製造コストを勘案すれば1M約2万円弱の費用が発生します。
一般の人は煙突が高額になると知らないので、本体以上の値段に驚くかもしれませんが、2重煙突を屋根抜きで設置するには建物の構造によって変化しますが20~50万円位覚悟しておいた方が無難かと思います。
ストーブ本体だけでも結構なお値段なのに、煙突がそんなにするの!
昔の私も同じ事を考えました。
高額な2重煙突を使わず、シングル煙突でしっかり燃焼出来ないかと実験を繰り返したり
自作の2重煙突を作ったり
ロケットストーブを作ったり
あれこれ試しましたが、結局薪ストーブを楽しむのならお店で2重煙突を買う選択が一番楽だという答えに至りました。
値段による性能差
比較実験を行った事がないので正確な答えを持ち合わせておりません。
国産のメトスチムニーが1M¥33500 ノーブランドが2万ちょいだとしてメトスの保温性能が1.5倍有るかと言えば無いと考えます。
しかし取り付けの精度や、防水対策は国産のブランド品がしっかりしていると思います。
それは間違い無いでしょう。
防水対策を購入品だけで完璧に求めるなら正しい選択の一つかも知れません。
雨漏り対策だけ考えれば防水対策を板金造作で対応すれば導入コストをグッと下げることも可能になります。
そして、性能に関しては煙突管内の保温性能なので充填されている断熱材の材質によって変化しますが、国産も中華製も
スーパーウールが充填されているので大きな差はないと推測しますが、密閉式の国産と保温材が露出している製品では導入後10年以上経過して性能減衰に差が出てくると考えます。
導入して数年は同じ様な性能でも10年~15年の時間を経過しても性能を維持する設計が国産2重煙突が目指している事だと推測します。
勿論、ブランドの素材をしっかりとした技量のある施工業者が工事してこそのブランド品だと思います。
私のスタンス
値段なら中国製、信頼なら国産
繰り返しになりますが、導入10年以後の性能低下を恐れるのなら国産を選ぶ事がベターだし、先の事は分からないので導入費用を抑えたいと思えば中国製が良いと思います。
薪ストーブを導入するオーナーのDIY技量によっても選択肢が変わるであろうし、ユーザーのスタンスがはっきりしていれば意向に沿ったプランニングを提案します。
因みに、弊社のサイクロンストーブは排気温度が通常の薪ストーブより低いので2重煙突の耐火性能より、保温性能の方を重視します。
まとめ
安い薪ストーブが欲しければ、時計型ストーブとシングル煙突で壁抜きを試して見るのも良いかも知れません。
私自身、最初に薪ストーブを導入した時には時計型ストーブでした。
何を選べば良いか比較判断材料が無く、お店が提案する長期間性能を維持する事を狙ったを選択することも間違いではありません。
今はメインで国産2重煙突をお勧めして、お客様が不要と判断すれば中国製をご用意するスタンスです。そして、フラッシング施工の場合、ストームカラーを使わずに3重煙突で防水することを提案します。