再現できない事

 

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台形の薪ストーブを実際に作ればどのような質感になるのか確認のため、工場にある鋼材でチャチャっと2年前に作った薪ストーブがあります。

自分用のサンプルなので、溶接の後もそのまま、塗装もなく経年変化による錆も浮いてきていますが、軽くてなんでも燃やせるので自家用に重宝しています。

その薪ストーブを工場に遊びに来てくださった旅する大工さんが気に入ってくれたので、2年ぶりにもう1個作って見ようかしらと先月思い立ったので、材料を手配して作っています。

経験値が上がって失ったもの

2年前は頭に浮かんだものが形になれば満足でした。 なので、試作品は民芸品レベルのクオリティーで十分だと思っていました。

そして現在、同じようなものを作ろうと思ってもざっくりとした雰囲気のストーブを作ることが出来なくなってしまいました。

何個も作りこむうちに、製品レベルにピシッと外観を整える技能は身に付きました。しかし、民芸品レベルの素人感あふれる粗野な製品を作ることが出来なくなっている自分に気づいたのです。

時間と手間をかけることは覚えましたが、そのようなこだわりを潔く捨て去ることが出来ない自分に驚愕です。

無駄なこだわりなのか?

今年は、仕上がりのバランスを第一に時間をたくさん費やしても見栄えを優先してきました。

しかし、見栄えよりも値段が安いほうが良いという方も一定数いるのは事実だし、手間と価格をどこでバランスさせるかが大きな命題になってきます。

男のこだわりって無駄な物が多い! と女性デザイナーに喝破されたことがありますが、私にはそういった無駄なこだわりが多く備わっていると自認出来ます。

たとえ間違いだったとしても、自分のこだわりを他人の意見で変える事など無いですが、何を中心に据えれば心がぶれずに安定するのか迷う時期がありました。

楽しいと感じる方向へ

迷った時に閃いたことがあります。それは

「自分が楽しいと感じる物を作る。」と言う事です。

自分の製品の特徴って何?

自問しても一言で返答する事が難しい位、あれこれ思いのまま薪ストーブを作って来ました。

現在は2年前のリメイクと、1台デザインを効かせたロケットストーブを同時進行で製作しています。

どちらも自分の頭の中でイメージが先行して浮かび、出来上がりを楽しみに製作に着手しました。 

今シーズンの宿題

今年の春、シガータイプの薪ストーブの燃焼効率をお安く向上させる方法を思いつきました。 2重煙突を自分で作るのですが、市販品の1/3くらいの費用で空気式の2重煙突を作る事が出来ます。

実際家に取り付ける事は想定していませんが、野外やイベントなんかで効率の良い燃焼を可能にすると思っています。本当に簡単な事なのですが、未だネットで同じコンセプトを見たことはありません。

 

 

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