発見!ロケットストーブの重要なポイントとオーブンの改造
高温と低温の温度差が強烈なドラフトを発生する
カマド型ロケットストーブの試運転を繰り返すうち、燃焼に関する重要なポイントがあるんじゃ無いかと考えるようになりました。
それは、焚きつけには小割の薪を使って、本体の煙突が真っ赤になるまで素早く加熱すると煙の発生も少なく強烈に吸気する。
強烈な吸気が力強い燃焼を可能にする。
燃焼筒(ヒートライザー)が真っ赤に赤熱するまで加熱する事と、その熱をしっかりキープする保温構造、そして放熱部分の3つの要素が重要だと考えるようになりました。
本体の煙道が真っ赤になるまで暖まる事が重要です。暖まらないうちから太い薪を入れると大して暖かく無いし、調理部分の温度も低いので使い勝手が悪いです。
オーブンの温度が低くて食パンが焼けませんでした
オーブンでジューシーなお肉を焼こうとすれば、低い温度でじっくりと熱を通せば、お肉から肉汁が溢れず、しっとりおいしいお肉が出来上がります。
時間が許すならばお肉はじっくり弱火がセオリーですね。
前回、チーズを乗せた食パンをオーブンに入れて焼いてみると、温度が低くてチーズが溶けない、パンに焼き目が付かないなど今まで薄々分かっていた、高温が出ないと言う弱点を無視できないほど目の当たりにしました。
小割の薪を沢山投入して火力を上げても、オーブンに付いている温度計の目盛りは150℃より高温に上昇しませんでした。オーブンの真ん中空間温度なので、オーブンの鉄板は300℃~400℃に達していますが、食材の表面を加熱する熱量が少ない見たいです。
放熱部分を増やした
オーブンの放熱面積が少ないのかなーと考えたので、オーブンに熱い熱気が触れるよう、熱気との接触面積を増やす改造をしました。
改造後は扉以外の全ての鋼板が発熱するので凄く熱いオーブンになりました。温度計の最高目盛りは150℃だったのが250℃まで上昇するようになりました。
今までオーブンに熱交換出来ないまま煙突に排気していた熱量をオーブンに取り込む事ができた見たいです。
効率のよいストーブを作るポイントは燃焼空気が煙突に抜ける前に、少しでもカマド内に滞留させて熱交換する事なので今後の製作にもとっても役立つ知識になりました。
まとめ
薪ストーブは薪というローテクな素材を燃焼して駆動するので、使う人がストーブの特性を見抜いて使ってあげないと、ちゃんと性能が出ないです。
今回は今まで漠然と疑問に思っていた、力強い燃焼を発生させる仮説を思いついたので良かったです。
そして、力強い燃焼があってこそのオーブン料理なので、今後もより一層の改善に取り組みたいと思います。
オーブンの温度が上がったら、表面がサクッとしたピザが焼けるように改造したくなって来ました。
今の状態だったら表面へ熱が伝わりにくく、底が焦げて表面が生焼けになる可能性があるので、石窯見たいにピザの表面を熱気が伝わるように改造してみます。