ロケストの燃焼推移
昨日の文章を絵にしました
昨日の文章を読み返し、文字ばかりでわかりにくいと思ったので簡単に図示してみます。
あくまで個人的な観察に基づくつぶやきなので、論理的科学的裏付けなど有りません。なので間違えているかもしれません。
別に間違えていようと、誰も害を被ることは無いので間違えでも良しとしましょう。
私が使っているロケットストーブは巡航運転に入るとほぼバーントンネル(スケッチの炎を描いている部分)で2次燃焼が完結しています。
薪を多く投入して、可燃性ガスを大量に発生させた場合、タテの部分まで炎が立ち上がります。
薪を投入すると最初は燃えながら可燃性ガスを放出し、時間の経過と伴に炭化していきます。ですから燃焼室に供給される可燃性ガスの量は一定では無く常に変化している。
巡航運転1,2,の場合薪投入口からの1次空気で十二分に2次燃焼を完結しています。
何が言いたいのかと言うと
配管を追加して2次空気を積極的に吸気しなくても良いと言う事です
薪の量が多くて燃え切らない可燃性ガスが煙となって出てくる場合、1次空気の量を増やしてやればしっかり燃えてくれます。
とは言え、何事にも限度という物があるので限度を超えて薪を詰めすぎると燃え切らない煙が大量に吹き出します
こうなると、炎が落ち着くまで待つしかありません。
薪を詰めすぎて、ヒートライザートップから煙が吹き出す場合の対策として吸気配管をトップに設置することは可能ですが、トップまで炎が吹き出す状態は僅かな時間なので、私の考えではわざわざ配管を追加する意味を見いだすことは出来ません。
ここまでの図示で重要なのは、炎が横向きにはしるバーントンネルで炎が緩やかに滞留し、その後90度垂直に立ち上がる部分で乱気流が発生し、酸素と可燃性ガスがしっかりと混合すると言う事です。
そして、バーントンネルからヒートライザーまでが高温になることで燃焼促進および、浮力の発生を担っていると思います。
クッキングロケスト
このタイプでは可燃性ガスの燃焼を天板内で行っているので、天板がとても高温になると思います。このタイプは作った事がないので断言できませんが、そうじゃ無いかと想像しています。
この写真は2013年youtubeにアップされた動画です。日本でも沢山同じ様なストーブがありますね。
私がちょこっと調べた範囲ではこのタイプのストーブは南米でポピュラーだった見たいです。
どのタイプにせよわざわざ2次燃焼の空気を追加しなくても十分機能しているのじゃないかと言うのが私のポジションです。