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蓄熱型サウナストーブの製作に向けて

 
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少し前に現地に見学に行った 岡山県の中右手にある民泊の久米屋さん。
人口はわずか30人の小さな集落に1年間で140組以上のお客さんが訪れるこの宿の特色は日本で唯一と言っていいほどのスモーク サウナがあることです。

スモーク サウナ というのは その名が表す通り人間をスモークするサウナです。
しかし 煙を充満したお部屋に人間が入ってしまうと一酸化炭素で倒れてしまうのでもちろん運用でその辺りの対策されており、煙と薪の熱でお部屋をしっかりと温めその後に煙を1時間程度排出してから入室するサウナのシステムです。

そして私自身蓄熱ストーブの存在は実物を見て知っていましたが、ストーブに蓄熱させた後に蓋を開けて中に水をかけ ロウリュウする方式を見たのはこちらの施設が初めてです。

そしてこの 蓄熱ストーブを元にまた新たな蓄熱型サウナを建設するプロジェクトが動き出しました。
今回は私が直で施主様と交渉するのではなく、建築士の方が全てのコントロールを行い、私は薪ストーブに関してのアドバイスや 煙突工事、ドアなどの金物の製作に携わります。

建築士さんが薪ストーブに関する細かな感覚を持ち合わせていないので私がお手伝いできる場所が有るって事です。蓄熱ストーブ本体の組み上げも私がやりたいところなのですが 今回は左官屋さんが耐火レンガを組み上げる予定になってます。

蓄熱ストーブのビルダーを営んでいる友人に 今回の計画を話したところ、蓄熱ストーブに水をかけてサウナに使う方式を日本で見たことがないのでどのような仕上がりになるのかとても楽しみで興味があると言われました。

私自身鉄のストーブを開発しておおよその肌感覚は身につきましたが、現地でレンガを使い組み上げて蓄熱ストーブを作るのは初めての経験なのでとても楽しみにしています。

鉄のストーブとは異なり一つ一つ個性や使い方が微妙に異なる設備なので、作る前から仕上がった性能を断言できないところが歯がゆい所ですが使いながら設備に馴染んで行くのもひとつの楽しみだと思っていただければと思います。

個人的な話になるのですが今年の春に耐火レンガを300個 ほど 購入し 、工場の休憩スペースを作ってメイスンリリヒーターかオンドルを構築しようと考えていたけど思うだけで半年以上放置していましたが岡山の現場を訪れ 実際にサウナを体験することで、頭の中で考えるだけだった計画を実行したと思う欲求が芽生えてきました。

 

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