ヒミエルストーブ

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2重煙突にダンパーを追加して自作してみた

 
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ヒミエルストーブには2重煙突がお勧めで、最近は口元からの接続をお勧めさせて貰ってます。けれどもダンパーの付いた2重煙突の選択肢が少ないって事が問題なので市販品を加工して作って見た。

全て高木で揃えると加工は最小限ですむんだけど、失敗するとしばらくの間精神的に立ち直ることが出来ないので、今回はホンマの2重煙突を加工しています。

 

スパイラルダクトを使った自作では特にT管の製作がネックなんだけど、簡単に作れるかも知れないアイデアを温めているから今後ダンパーを含む役物を作ってみようと思うのでこうご期待!

製作過程

先ずは定盤の上でハイトゲージを使って全高を測定します。

そして、直径の半分の寸法を差し引いた高さにゲージを合わせ、円の中心をけがきます。

正確に中心を測定しないと、シャフトを回転した時にお皿が煙突内面に接触して回転しなくなるので、中心さえしっかりとマーキングできれば仕事の半分は終わったと同義です。

この様に、鋭利なハイトゲージの先端を滑らせて中心に傷を付けます。

 

傷が付いたら、一旦本体にアッセンブリでセットして操作ハンドルが本体と直角になる位置を割り出します。(写真は完成した物です)

そして、マークした場所へドリルで正確に穴を空けます。 ちょっと分かりにくいけど煙突の中心に穴が空いています。

この後は、ステンレスのシャフトを通して抜け止めを溶接で殺し、もう片方はスプリングを圧縮しながら溶接で固定します。

ダンパー作りで一番大切なのは円の中心に穴を空けることで、その次に大切なポイントはダンパーの重さとスプリングの荷重を釣り合わす事です。

 

昔作ったダンパーは、内部の羽根が重たいのにスプリングの力が弱いので任意のポジションに固定することが出来なかった。

そんな失敗の経験をふまえて、今回はセット荷重の大きめをセレクトしました。煙突の側面で直に荷重を受けないよう、φ6-25のステンレスワッシャを挟み込んだりして長寿命を狙っています。

シャフトのセットが終わると、円盤をシャフトに溶接して作業は終了です。今回は全閉にしてもある程度排気が流れる方が良いかと思って穴を3個ほど開けました。

そして、全ての部品の加工が終わってセットした姿がこちらになります。

おー何だかシンプル。

当たり前だけど断熱材を巻き付けただけの姿とは見栄えが全然違います。

まとめ

今回ダンパーを作って見て気付いたのは、ホンマの2重煙突は内側はステンレスだけど、外側はスチールだった。 そして中に充填しているのは名称は色々あるけれど僕が煙突に巻いているイソウールと同じ物を使っていた。

と言う事はですよ、見た目はショボイかも知れませんが、内側にステンレスのダクトを使って、中にイソウールを充填し、外側にスチールダクトを巻き付ければホンマ製と似たような2重煙突が出来るって事じゃ無いかな?

 

接合部分の防水は、耐熱で永久に固まらないエンジンガスケットか板金パテを使って見るのが面白いかも、いずれにせよこんな感じで想像を膨らませている時がめっちゃ楽しい。

 

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