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ゴールデンサークル理論を元に事業を振り返る

 
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今週の水曜日は神戸市西区すみれ建築工房で開催されるマーケティングの勉強会でした。

そして今回のお題は、ライフスタイルスキーム(Life style scheme)でした。

顧客に新たなライフスタイルを提供する「枠組みを持った計画」とでも言うのでしょうか

そして、事前課題の内容はこちら

顧客の求めている物をどうすれば知ることが出来ますか?

こういったお題はビジネススクールに在籍していた頃から良く目にしたお題で、

 

オーソドックスな解は、アンケートを集計し重回帰で相関係数を求めたりして統計的に母集団のニーズを探り顧客の求めている物を推測する。

 

しかし、顧客にニーズ聞くというのは過去の延長線上でしか欲しい物を表現できないという縛りを発生させると考える。

なぜなら世の中に無いもの、普段の生活に違和感を感じない物に対して改善欲求が生まれることは無いからだ。

 

CPUの処理速度、メモリが前年比何%UP、断熱係数など、数値で比較可能な線形イノベーションの経営戦略では経営資源の大きな方が圧倒的に有利なゲームだし、小資本の事業者では事業環境の変化に付いて行くリソースに限りがあるので同じルールでゲームをすればじり貧だと思われる。

しかし、持続的イノベーションモデルやマーケティングを駆使した顧客優位の事業モデルは数値に基づくロジカルな理由を付ける事が可能であり、多数の関係者が納得しやすいと伴に事業が失敗した場合の責任回避も行いやすいといった特徴がある為、多くの事業者で何の違和感も無く実行されていると思われる。

 

単なる経営者の思いや勘よりも、緻密に収集されたデータに基づく事業戦略の方が誰だって納得しやすいのは当然だ。

しかし、顧客が想像だにしない生活を圧倒的に豊かにしてくれるサービスはアンケートや緻密な事業戦略では無く、何故自分が行動するのかと言う理由から発信する事の方が規模が小さくても十分世間にイノベーションを起こせると考える。

参考の動画がこちら

これを僕の薪ストーブ事業をこのモデルに当てはめると

従来の薪ストーブセールスは

何を)欧州製のスタイリッシュな薪ストーブが登場です

どのように)このようなスリムな大きさでお部屋にもぴったり

なぜ)・・・・・・・・

 

しかし、僕の考え方は

なぜ)世間で販売されている薪ストーブはユーザーファーストじゃないので最高にユーザーファーストの製品を届けたい

どのように)圧倒的な高燃費、生活の道具として活躍、暖房能力も高い

何を)すばらしいスペックの薪ストーブが完成しました、お一ついかがでしょう?

 

そう、多くの競合と同じように顧客の意見を聞くことからスタートするのでは無く、自分がどのようにして世界を変えていきたいのか。

whyからスタートする場合、顧客のニーズを事前に知ることは難しいと考える、なぜなら現状に違和感を感じること無く目の前にあるサービスを前提にニーズを探索した場合は過去の延長線上でしか欲しい物を想像出来ない。

 

何故?を実現するには、多くの人が「それって大丈夫なの?」と心配されるくらいの妄想が必要だし、それを実行するのはある種の馬鹿さ加減が必須では無いでしょうか。

 

デザイン思考

マーケティングの考えも一種の手法で有り、問いの立て方で回答が自ずと異なってくる。

どの手法が優れているのかと言う手法の選択の優劣を選ぶのでは無く、自分がこう有りたい、このように世の中を変えて行きたいと思い行動する方が、たとえ失敗したとしても得られる物が大きいと考えるので私は今の手法が一番心地よく感じる。

 

では、既存の流れに無い価値を提供するにはどのようにすれば良いのだろうか?

答えは違和感を感じる感性を磨くのが一番の近道では無いでしょうか。 

一番近道と言いつつ、感性を磨くという抽象的な行動を具体的に落とし込めば芸術的なセンスを磨く、身体的な動きを認識できるように修行するなど、どれも一朝一夕で身につく物では無いので競合は少なく正にブルーオーシャン。

 

僕自身の事例を上げると、プロコーチと契約してのコーチング、合気道入門、毎朝1時間の学習、読書など、どれも習慣化されたタスクを何年にも渡り継続することで、以前とは違う感覚を身につける事が出来た。

 

このような身体感覚は数値化出来るたぐいの性質ではなく、分かっている人同士がそれぞれの表現を使って言語化するので、感覚が無い人には何のことだかさっぱり分かりません。

 

まとめ

話が散らかったのでまとめに入ると

革新的なサービスを提供したければ、顧客の意見はヒントになるかも知れないが持続的な改善が多いと考える。

そういった場合は、現在の事象をどのように変えて行きたいかという(何故?)からスタートする事が良い。

 

しかし、何故?を感じるには感性を磨く必要があるので、習慣化された自己研鑽を楽しんで終身に渡り継続して行く事が肝要。

 

今日言いたいのはこんな所です。

 

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