フラッシングに水滴防止のため断熱施工を施す

今回の現場は建て増し部分に煙突を貫通させる設計でして、チムニーの荷重を支える桁が備わっておらず垂木で煙突を支えなきゃダメな構造なのでフラッシングを採用しました。
瓦屋根なのでワカフレックスで瓦を覆えば良かったんだけど、屋根勾配が緩く瓦とフラッシングの段差を取るジャンプ台を施工すれば水勾配が緩くなって水下からの吹き上げに対応できないと判断したので今回は通常のフラッシングを採用しました。
写真の脚立を立てかけている部分に煙突を取り出します。
フラッシングの結露発生問題
新品に傷が入っちゃうとエライ事なので養生を取り付けたまま施工します。
冬に1枚ガラスだと大量の結露が発生する様に、温度差が発生する場所に湿気が接触すれば必ず結露が発生します。
ですので、フラッシングのカタログにも別途断熱施工が必要ですと記載されています。
しかし具体的にどのように断熱施工するかは各人に委ねられており、チムニーボックスで断熱したりフラッシングの立ち上がり部分に充填したりする施工が多いと感じます。
こういった未知の施工は狭い世界の薪ストーブ業界を調べるのではなく、建築業界の屋根施工などを調べる事で他業種では普遍的な施工をストーブに転用できると考えた私は地域で屋根施工会社を営んでいる友人に相談してみました。
すると、折半屋根などには室内側にぺフと言う断熱材を張り付けている事を教えてくれました。折半屋根をフラッシングに置き換えると材質は殆ど同じだし結露防止のアプローチは折半屋根と同じ工法を取れば問題無いでしょうと言う事で、不燃の屋根断熱材と接着剤を友人に仕入れてもらいました。
困った時に気安く相談できる人が身近にいるって有難いことです。
先ずはフラッシングを裏返して作業の準備。
トレーシングペーパー代わりに厚手のビニールでフラット部分の形状をコピーします。
そして次に立ち上がり部分の展開図を型紙を使ってコピーします。
1枚板をクルクルと回して円錐を作るので、型紙が必須だしそれさえ出来上がれば作業が半分終わったと同義になります。
そしてフラット部分に断熱材を敷き込みます。
後は円錐部分に断熱材を施工する事で結露の発生を防ぐ事を期待します。
ネットで調べただけでは、断熱材を張り合わせる事が出来るのはG17ボンドの様な専用ボンドしかヒットしなかったけどプロ用に屋根材を簡単接着できる素材が販売されているのですね。
もう、スプレーなのでめちゃ簡単に張り付ける事が出来ました。 この楽さ加減を覚えたらチューブから取り出してヘラで伸ばすなんて作業は出来ません。
まとめ
フラッシングの裏側に断熱施工を施すのは初めての経験だったけど、次からはもっと早く作業が出来ると思いました。
結露防止の断熱施工は非常に大切で、金属裏面に断熱が無い場合内部結露で発生した水滴が室内へ流れてきて雨漏りと見分けがつかない事例もあるから真剣に対策しないとエライ事になっちゃいます。
フラッシングの断熱施工事例はネットで検索してもあまりヒットしないし、僕が調べた限りではここまで詳細に著述したブログを見つける事が出来なかったので誰かの参考になれば幸いです。
これから薪ストーブを導入するユーザーも自分の家がどのような結露対策が施されるのかしっかりと確認される事をお勧めします。