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エアコンよりも石が暖かいと感じる理由は遠赤外線

 
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石で作ったヒートベンチや蓄熱ユニットなど薪を焚いてから半日が経過し、素手で触われば冷たく感じるのに、座ればなぜか暖かく感じる経験が何度かあります。

初めて体験した時は不思議な感覚にちょっとびっくりしました。本当に不思議な状況なんですが、少し調べてみるとあっという間に答えが分かりました。

暖かさの理由は遠赤外線

とりあえず石から遠赤外線が発生している事は調べて分かったのだけど、遠赤外線が何故暖かさにつながるのか?そこの所はchatgptに聞いてみると謎が氷解です。

(私の質問)
遠赤外線は物質の表面を温めるのではなく物質の分子を振動させて 昇温させるという記事を読んだのですが本当でしょうか


(回答)
遠赤外線が物質を加熱するメカニズムについて、その記事が述べていることは一般的な説明と合致します。遠赤外線は特定の波長帯域の電磁波であり、これが物質の分子や原子を振動・回転させることでエネルギーを伝達します。
具体的には、遠赤外線が物質の分子に吸収されると、その分子が振動・回転し、このエネルギーが温度の上昇として表れます。そのため、物質の表面を直接温めるのではなく、分子や原子の振動によって内部のエネルギーが増加し、全体的に昇温すると考えられています。
要するに、遠赤外線は物質の内部にエネルギーを供給し、それが分子や原子の動きによる昇温として感じられるのです。

オモシロイ!

遠赤外線は物体の表面を温めるのでは無くて、有る波長の電磁波であり、衝突した物質の分子や原子に運動を与える事で昇温に繋がるのですね。

これによりファンヒーターやエアコンの暖房と遠赤外線による暖かさの質が異なると言う事も説明できますよね。 上記暖房器具は温風により空間を温めるけれど、遠赤外線を発する事はないので、内部からじんわりと暖かさを感じる事が出来ない。

お部屋の性能により暖かさを感じるレベルは異なるけれど、決して気密が高くない古民家に設置している蓄熱ヒーターは近くに立っているだけで身体の中から暖かさを感じます。

ユーザーさんたちは皆さん口をそろえてエアコンと比べて暖かさの質が異なると仰るのだけど、今になってやっと伝えたい意味が理解出来ました。

サウナとの共通点

何度も話題に上げる岡山の久米屋さんに有る蓄熱ヒーター式サウナは、銭湯に有るような強烈な輻射熱じゃ無いのに身体の芯から暖まりました。

私自身は夏の暑さに非常に弱くて、合気道のお稽古中に良く熱中症になって頭痛で休憩するので正直な所サウナは苦手です。

でも久米屋さんおサウナは長時間過ごせたのでびっくりしました。

その長時間過ごせる秘訣は遠赤外線だったんだな。

ヒミエルでも同じ感覚

ウチのストーブも周囲をレンガで囲ってから、テントで輻射熱が逃げないようにするだけでサウナと同じ様な暖かさを再現出来ました。

暖まるまでに3~4時間必要だけど、一旦暖まれば本当に何とも言えないお日様の様な暖かさに包まれるのでお弁当の後は毎日睡魔に襲われます。

では温水を作って床暖房すれば楽に暖房出来るかと思ったのでまたもやGPTに質問しました。

(質問)温水で温まった床暖房からは遠赤外線 が放出されるのでしょうか

 (回答)

床暖房からの遠赤外線放射は一般的には少ないです。床暖房は主に対流や伝導によって部屋を暖めます。温水が床の下を通ることで、床表面が温かくなり、これにより室内の空気も加熱されるのが一般的な動作です。

ただし、床面が一部の場所で温度が上昇していると、その部分から少量の遠赤外線が放射されることがあります。ただし、これは主な加熱メカニズムではなく、通常の床暖房の快適さは主に対流および伝導によるものです。

そうなんだ~。温水で床を温めても空気を温めたり、床に接している部分から熱が伝わっているだけで石で作った韓国のオンドルと根本的に暖かさの伝わり方が異なると勉強になりました。

もし工場に床暖房をつけるのであれば、施工が簡単な温水循環式が良いかと思っていたけど、どうせ作るのであれば、こだわって石で床暖房を作りたいと固く決意です。

まとめ

今まで燃焼についてばかり効率を追い求めていたけれど、熱の伝わり方もアレンジする事で出力の特性を変化する事が可能なんですね。

蓄熱式の心地よさは言葉では説明できないので、興味のある方は工場へ見学にお越しください

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