ヒミエルストーブ

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納品前に急遽荷姿を変更する

 
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明日納品予定のネスターマーチンTQ33。天気予報が微妙で運送会社のスケジュールを変更する方が良いか悩んでいました。

そんな時、いつも相談させて貰っている川原薪ストーブ本舗さんへ電話をしてみるとお天気よりも納品時の荷姿についてアドバイスを頂きました。

 

ご指導頂いた内容は私がうっすらと認識して若干の心配を抱えながらも、まぁ大丈夫かな?と言う勝手な思い込みで突っ走ろうと思っていた事柄でした。

今回納品するTQ33と言うモデルは燃焼室が自由に回転するのが特徴でウッドラックとの間にベアリングが挟み込まれています。そしてウッドラックは50㎏、本体が150㎏と重心が頭に偏っているので、組み付けた状態で台車に載せ運搬を行えば、床面が少しでもガタついていると姿勢が非常に不安定になるのです。

ハンドリフトを使用して工場で運搬していても少しのきっかけでひっくり返りそうになるのでかなり神経を使っていました。

そんな状態のまま納品すると非常に危険だし面倒な事になるので、基本的に燃焼室が回転するモデルは現地で組み立てた方が手間が増える様に見えるけど結果的には楽な方法だとレクチャーして下さいました。

話を聞き長ながら「やっぱりそうだよね」と合点が行った私は今まで色々養生を施して完璧に養生を施したストーブの分解に着手しました。

絶対傷をつけない意気込みだったので、何重にも養生を施した写真がこちらになります。

 

燃焼室内部の部品を全て取り外して軽量化を図ります。 部品はすべて燃焼室内部に置いているだけなのでパズル的な組み付け要素を考慮しながら外せるパーツは全て箱に保管しました。

 

全ての内部パーツを取り外して重さを計測してみると約30㎏あったので軽量化の効果を馬鹿に出来ません。人力で運び込むので150㎏だと非常に重たいと考えますが120㎏だと何とかなるでしょうと言う気持ちになります。

 

上下の連結は中心に1か所ネジで固定しているだけなので燃焼操作パネルを取り外してネジを取り外します。

 

分解するついでに、下げふりを下ろして煙突の通りを出す中心マーカーを本体にセットしました。これを基準に設置の位置を正確に割り出します。たったこれだけの下準備だけで現場で費やす労力を大きく削減できるので馬鹿に出来ません。

 

分解した部品はオレンジコンテナに保管。本体とウッドラックは養生を施してパレットに載せビニールで雨養生を行いすべての準備が完了です。

 

ヒミエルストーブの納品は経験の蓄積が有るので的確な準備が出来るのですが、この製品特有の燃焼室が回転すると言う機構が搬入の障壁となると言う所まで見切る事が出来ていませんでした。

なんでも経験なのだと改めて認識すると伴に、大切なアドバイスを下さった川原さんに感謝でございます。

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