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穴あき溶接定盤を製作

 
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去年くらいらでしょうか、溶接作業を行う時に材料を固定できれば溶接時の歪みを抑える事が出来て作業速度が早くなるのではないかと考えてました。

そんな時に使用するピッタリな道具に溶接定盤というものが有りまして、要は穴がたくさん有る鉄板です。

その鉄板が平らで、溶接の引っ張りよりも強ければなんでも良いんだけど専用の道具を購入すれば20万円オーバー&僕の欲しいサイズよりも大きくて使いにくい。

欲しいと思う気持ちと、ちょうど良いサイズが見つからない間で悩んでいたんですが、昨日の朝、今使っている作業定盤に穴を開けて試してみれば良いじゃないのと言うアイデアが浮かんだのです。

今作業に使っている定盤は普通の測定用なので材質は鋳物。

SS400と比べて強度が脆く、あまり大きな荷重をかけると割れちゃうかもしれません。でも実際にやってみなければ結果は分からないので兎に角手を動かして加工してみることに。

普段あまり活躍することの無いマグネットボール盤を定盤の上に乗せてφ16の穴を油を注油しながら開けてゆきます。

穴を開けながらアイデアを思いついたんだけど、もう少し大きくて鋼板の強度が必要になればヤフオクなどで欲しいサイズの定盤を落札して、定盤の上に12~16mm程度の鉄板をねじ止めして穴を開ければ市販の作業定盤と原理は一緒だけど価格は1/4に抑えられるかも?

材料のクランプもメーカーの専用品は精度と強度が十分で使いやすい事に間違いはありません。

ですが、そんなに精度も強度も不要な僕はモノタロウで買った1500円のクランプをカットしてφ16の丸棒を溶接して試してみると、不満なく十分使用可能と判断。

あとは実際に使ってみて、自作クランプで違和感を感じたら市販品を購入します。

表現を変えると、実行する前から想像で改善の先回りをしない、という事ですね。

使い方は簡単で、こんなふうに丸棒を穴に突き刺してクランプを行えばしっかりとワークの固定が可能に。

細かい部品の組み付けを行う時にこれをやりたかったんですよ!

自分の中に何か改善したい要求があって、購入すれば一気に解決するのは分かっているけど頭の中に浮かんだアイデアを試してみるって面白い。

もちろん失敗する事も多いし、材料を廃棄することも普通にあります。

でも失敗を恐れずにアイデアを試してみるマインドを大切にすることが面白さの核心であり、技能の向上につながる大切な要素かと思ってます。

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