タマゴサウナへストーブを納品
小雨が降る中岡山県美作市の現場へ蓄熱ストーブを納品しました。
今回は初めてのケースでお客様はオリジナルのタマゴ型サウナを販売する会社を経営されており、サウナに使用する薪ストーブを私が製作します。
なので、サウナのご契約が入ると施主の指定する場所でメーカーであるお客様がストーブの設置を行うので取り付け方法をレクチャーしました。
レクチャーと言っても、DIYで古民家を再生する技術をお持ちなので私が作業する事もなく煙突を取り付ける時に固定金具の位置を計算したり搬入のお手伝いをする程度で後は脚立を抑えるのが主たる仕事。
お客様の煙突固定方法は、間違いでは無いし問題ないけど普段私が行っている方法とは異なるので新鮮な感じでした。 設置方法を質問して頂ければ、自分の考え方と断った上で私の作業手順をお伝え出来るけどそうでなければ静かに見守る事に徹してました。
1回目の設置だから設置場所の位置出しに手間取り、9時に作業を開始して本体の設置が完了したのは2時。
そこから操作説明にはいります。
火を点火する前に、本体内部の消耗品交換を分解しながら説明。
このモデルはシンプル構造を採用したので工具を使用せずにバッフルやロストルなどの消耗品を交換する事が出来るし、部品も簡素なのですぐに修理できるのが特徴。
全て一目瞭然の形状だから説明は10分程度で終了して後は運用のお手本を見て頂きました。
何度お客様へ説明しても、文章や言葉では炎の感覚を伝えることは出来ないけど実際に見て、操作してもらうことで狙うべきゴールを伝えることが出来るから操作説明は超絶大切。
焚き付けの時に灰受けの隙間を少し開けてロストルから吸気を行い、しばらくして炎が安定してから試しに灰受けを開閉すると炎の勢いが明らかに変化する事に驚かれていました。
操作は通常のクリーンバーン機と同じで、
スタート時は上下から吸気を行い、本体が温まると下からの吸気を閉じてエアカーテンだけで炎をコントロール。 煙突の引く力が強いと感じた時にダンパーを少しだけ調整。
慣れると誰でも操作できるだろうし、今後は施主様がお客様へ説明するので念入りに説明。
施主様はDIY系のyoutuberでもあり、現在は宿泊施設になっている古民家リノベには銀の盾が飾られてます。
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ストーブに火を付けて、サウナの扉を閉めると中は70度だけど輻射熱が強くて暑いくらい。 後日床面に炉台を設置するので今回は本体の周囲に石を入れなかったのですが石を入れるともっとほんわかとした良い暖かさに包まれるのは間違いありません。
後は使い込んで頂きどのような感想をお持ちになるのか楽しみです。