ヒミエルストーブ

 メルマガ登録はこちら

箱から突き出た煙突の固定方法を考える

 
この記事を書いている人 - WRITER -

週末に現地確認に向かった現場の煙突固定方法を数日間思案して、よしこれで行こうと決断。それは高圧鉄塔方式。

軒先が漆喰仕上げなので、漆喰の下地には多くの場合10mm厚のバラ板かラス板を垂木に打ち付けて箱を作るから10mm厚の下地は確保出来るんだけど、金具の強度を出す為には是非とも垂木に固定したい。

雨樋の固定金具をバラ板に打ち付けているのか、垂木に固定しているのか不明だし軒の裏側はバラ板を隙間なく敷き詰めず10mm程度隙間を開けて木の収縮を逃がしている場合もあるので、屋根瓦を取り外して垂木のピッチを確認しない事には確信を持って手出しが出来ないし、漆喰を破ってしまったら取り返しがつかないのでここへは手出し出来ません。

それじゃ、これでいいんじゃない?と思いついたのが軒下の下地に金具を追加して煙突の振れどめを設置。

しかし、窓の上に付いている小屋根よりも固定下地金具を外に出さなければ、小屋根とブレスが接触するので金具の支点が固定場所から少し距離が発生するのが難点。

固定金具も水切りを考慮して少し水下へ傾斜の上固定しなきゃダメだし、簡単な様で少々手間が多い。

そして最後に行き着いたプランがこちら。

高圧鉄塔みたいに、チムニーボックスの側面へステンレスのアングルをねじ止めした水平金具を取り出し、そこからトラスを組む。

これだと建築物へビス止めする必要もないし、角フラッシングを固定するM8ネジを利用してアングルのベースを固定できるから現地で部品加工の手間を大幅に短縮出来るだけでなくしっかりと固定できる。

そういった訳で、このプランで実装できるか工務店さんへ質問を送信し今返事を待っている状態。

こんな感じで、どうやって仕上げれば一番いいかと思案するのが実物のパズルみたいで面白い。最初はどうしようかな〜っと悩んでいても、いくつかプランを考える内にアイデアが収束してゆくので、コツがあるとするならば焦らず時間を掛けて考える事でしょうか。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Copyright© himiel stove , 2024 All Rights Reserved.