今年に入り何件か薪ストーブの火災発生を聞くことがありました。
すべてを失ってからは遅いので私なりの考えを述べたい
「お金をかけない」ことと「安全を削る」ことを混同しない
最初に断言できるのは、コスト削減が安全性の低下につながるのであれば薪ストーブの設置中止を考えるべきだ。
DIY案件での火災発生を聞くたびに本来の自給自足やDIYは「自分の命に自分で責任を持つ」ことであり、そのためには誰よりも深く原理原則を学び、安全に投資する必要があるのにコスト削減を最優先するばかりに安全性への配慮が少ないと感じる施工を散見する。
火災発生には2つのフェーズが有って
1)設置の設計が悪くて使用するだけで火災発生のリスクを内包しているもの
2)ユーザーの維持管理の不備
今回のテーマは(1)に該当する。
そして、よく聞く火災発生のパターンがシングル煙突で壁抜き施工を行っていて壁の貫通部分から出火。
そりゃ導入コストが激安なのは分かるし、誰だって安くて問題無いのであれば選択するのは合理的である。
もっと言えばロケットストーブで排気温度が低いから煙突火災にならないなんて言う話に何の根拠も有りません。
もしかしてシングル煙突施工で煙突火災が発生した場合、煙突内部が火炎放射器の様に炎に包まれ周囲の躯体に延焼する事が十分想像できる。
そのような確率が低いかも知れないけど、絶対に発生しないと言い切れない最悪の状況を想定してストーブ設置を考えるべきだと思うのだがそこに意識が向かない人がいるのも事実。
個人的な感覚では、ブレーキの壊れた自動車を運転する事と同義なくらい危険な事だと思っている。
なので、煙突にリスクを抱えるお客様から相談された場合私がお答えする内容は明快で
1)ストーブを使うので有れば防火対策をしっかり考慮した煙突施工に入れ替える
2)それが出来ない場合ストーブの使用を中止して他の設備を利用する
日常生活を営む上で、リスクを抱えた状態を放置するのは罪だと思うし薪ストーブを運用していくうえで必要経費だと考える。
別に大金を費やすべきだと言っているのでは無い
例えば予算が100万だとするとまず最初に煙突と工事に予算の6~7割配分してストーブ本体は10万円以下の物を選択しても乾燥した薪を準備出来れば十分楽しめる。
なので、ユーザーが考慮すべきは安全を最優先に考えて提案をしてくれる人に相談する事が解法の一つだと考えてます

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