ヒミエルストーブ

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オーブンの温度計を使いやすい場所へ移動できるかテスト

 
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先週末は家族で工場に行ってストーブ料理を楽しみました。

メインは私の作るスパイスカレーとご飯で、子供がオーブンでおかずを作りたいとリクエストして来たので煙突のお掃除して調子の良くなったであろうSD01に火を付けて調理を行いました。

私は納品した後のお客様のご指摘やご相談にはなるだけ真摯に対応したいと思っているので、全て対応できるわけでは無いですが簡単な事からテストを行います。

今回はオーブンのトレイを使っている時、温度計がトレイの出し入れに邪魔なので天井から吊り下げて運用した方が便利だと思います。とお客様から改善のヒントを伺った事が全ての始まりになります。

 

頭の固い私が真っ先に考えたのはオーブンの天板を開口してフックが掛かる様に改造するのが良いかと思いましたが、そうすると掃除が面倒になるし構造が複雑になるので却下。

その次は6mmの丸棒を曲げてぶら下がり健康器みたいな引っかかりを内部に入れる事を考えたのですが、使わない時は邪魔だし錆が発生するので今一つ不細工。

うーむ、何か良い物がないかと工場を探しているとうってつけの物を発見したのです。

それはフェライト磁石に鉄のカバーが付いている強力磁石です。磁石って温度が上がると磁力が減衰してしまうので高温環境下での使用は良く無いと言われており、ネオジウムやその他スゴク強力な奴ほど温度による影響をモロに喰らって吸着力が激減するのだけど何故か100均で売っている様な安い磁石はあまり力が減衰しません。

 

そこに気づいた僕は、数年前に買って工場に放置していた穴あき磁石に目を付けたのです。 磁石と鉄の接合に接着剤を使用していると熱により溶けてしまうけど単に磁力でついているだけなので問題無いと判断して後は実験。

とは言え、単に温度を上げるだけじゃもったいないのでジャガイモをピザ生地に見立てたポテトピザを作りながら検証です。 先に申しました通り、メインはカレーを作るので小麦粉でピザ生地を作ってしまうと満腹で食べきれなくなると思った妻がスライスジャガイモを用意してくれました。

僕の見立てが間違えていると、家族が楽しみにしているポテトピザの上に温度計と磁石が落下してしまい準備が台無しになってしまう状況でちょっとドキドキしながら待っていると全く問題無く天井に張り付いてました。

と言う訳で、オーブンの温度計を下に置いていると邪魔な時は磁石で天井から吊るす事をお勧めします。とは言え長時間使用する事で不具合が出てくるかは未知数なので各人の責任で実施して頂ければと思います。

小さな改善だけど、僕一人だと絶対に気づかない視点を教えて下さるのでお客様の声を聴くのは本当に大切だと再確認です。

出来上がったピザには家庭菜園で収穫したバジルで作ったペーストを乗せて食べると超美味。ヒミエルストーブは暖房だけに使うのも良いけど、道具として活用する方が面白いと再確認した週末の夜でした。

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