人生で強力な武器となる読解力はどうすれば身に付くのでしょう
私はお気に入りのブログをfeedryに登録して隙間時間に読んでいます。 そして先週はこの記事にとても衝撃を受けました
そしてブログで紹介されていた本を早速注文し、1日で読破しました。
AIと言えども計算機の一種で、難解な話を平易な文章で筋道立てて論述しているので今年一番のお勧めです。
特に衝撃的だったのは教科書に記述されている文章を理解出来ない中高生が増えていると言う事です。
理解出来ない理由は「読解力」が不足しているらしい。
いや、今は学齢期の子供だけで無く大人も読解力を備えないまま社会に出ている人が多いそうだ。
ちなみに数年前の私は読解力が圧倒的に不足していました。どの位ひどいか少し例を挙げると
人の話している音は聞こえていますが、意味を頭にイメージして想像する事が出来なかったし
中学数学の例題の意味が分からないし、中学レベルの英文法解説が全く頭に入りませんでした。
文字を目で追っても、伝えようとする意味理解が出来ないので単語は沢山知りますが、意味と結びつく事が少なかったです。
俗に言う「バカの壁」にぶち当たり面倒で知りたくないことに背中を向けていました。
そのようになった原因は読解力が備わっていないのが原因の一つだそうですが、基本読解力は学齢期に身につける物で大人になって向上させる一般的な方法論は未だ発見されていない。 しかし、個人の努力により読解力を向上させた事例もあると本に載っていました。
強力な武器となる読解力
読解力があれば、知らない事でも教科書や参考書を読めば「分かる」ことが出来ますが、無ければ自分の知識の範囲でしか物事を理解出来ません。
何度も復唱しますが以前の私は後者だと断言出来ます。自分の知識範囲以外を自分の力で広げようと参考書やグーグル検索をしても、そもそも書いている意味が理解出来ないので知識を広げる足がかりすら無いと同義です。
結果、自分の知っている事柄だけを抜き出して拾い読みする事が普通になっていました。
けれども、近頃読解力が備わってきたと認識できる事が多くなりました。 因みに「わかる」とはどういうことかはこの本を読み参考にしました
本によると、分かる為には前提となる知識の蓄積が必要で、蓄積のパターンも意味理解や手順の記憶なと幾つかの種類があります。ここで重要なのは分かる為には知識の蓄積が必要だと言う事です。
私は高校時代英語も数学も絶望的に落ちこぼれていましたが、唯一国語だけは幼少期からの読書習慣のお陰で抜群に得意でした。 市販の問題集を数冊こなして、解法のパターンを覚えると問題文に答えが書いているので後は書き写すだけ。そんな感じでした。
大人になって公文式で数学を復習しましたが、そもそも数学的な基礎が絶望的に不足していたので、小学校課程から復習したのは良い判断だったと思います。 数学は積み重ねの学問とは良く言った物で、基本四則演算。もっと言えば足し算とかけ算なので本当に大切なのは小学校課程なのかも知れません。
とにかく、途方も無い時間(1年半ほぼ毎日)数学を繰り返すことにより数学的な型の様な物が身に付きました。
数学の読解力が付けば色々な場面で役に立ちます。 薪ストーブの原理を理解する為、先週注文した高校物理の教科書を読んでも記載されている公式や定理の展開を以前とは比べものにならない位理解する事が出来るようになりました。
読解力と基礎的な数学力が身に付いたお陰で、自分の力で読解できる領域を広げて行く事が出来ます。
3年前から取り組んでいる英語もここ数ヶ月で飛躍的に理解が進みました。
スタートから2年ほどは中学英語の解説本を読んでも、書いている意味を理解出来なかったし、言葉が繋がる語順のルール(文法)も副詞ってなに? 目的語ってなに?のレベルでした。
そんな状況なので勉強が楽しい訳も無く、毎日嫌々朝晩の通勤で基礎英語3を聞くだけの我慢の日々。
色々な勉強法や解説本を読んでも、そもそも本を理解出来る読解力(基礎的な知識も含む)がゼロなので、知らない事を理解すると言う事が無理筋な話だと言う事を分かっていませんでした。
基礎が無いから、基礎を作る方法を調べても、書かれている事が理解出来ない。
冗談見たいな話だけれど、私以外にも同じ感覚をもつ人が多いんじゃ無いかな。
そんな我慢を2年以上継続し、数学や読書も継続するといつの間にか以前と比べて英語が分かるようになって来ました。
以前は全く分からなかったのが、中学レベルになった程度だけど、0から1を生み出した感じかな。 一番大きな変化は、苦痛で仕方無い英語学習が楽しく感じる様になったので、1日に触れる文章量が増えました。
分かる様になって、解説本や勉強法を読むと書かれている内容が理解出来るので更に深く学習できます。 分かるって素晴らしい!
読解力を上げる秘技
個人的な感想ですが、人生を左右する読解力の向上は40歳を超えたおっさんでも十分可能だと思います。
今後重要なスキルとなる、AIに代替できない、理解したり考えたりする力のベースとなる読解力はどのように身に付くのか、私の経験を振り返ると
1)基礎的な勉強を継続して、考えるのでは無く無意識に思い浮かぶ位繰り返す。
公文式とラジオ英語講座の継続がこれに当たります。
2)読書を継続する
12歳から新聞を読んで、読書は月に2~5冊
3)ブログを書いてアウトプットを行い学習を強化
このブログも3年目に突入
どれも少しの努力で誰もが達成する事ができる話です。それを毎日積み重ね、年単位で継続できるマネジメント力も必要だし、得られる成果の保障はありません。
一見割に合わない行動に見えますが、知らない事や疑問に思う事が「分かる」と言うのは思いの外楽しいです。
そんは個人的な感想は脇に置いて、「AI vs 教科書が読めない子どもたち」に現時点でのAIの限界を詳細に書いているのを読むだけで今後の行動選択の一助になるかと思います。