薪ストーブ製作
ストーブのリメイク
このストーブのリメイクをしています
テストで作った、これは板厚が薄く一人で持ち運べておまけにオーブン付きと言う便利なストーブです。 工場で出た木の端材やチェーンソーの切りくずを燃やしながらお湯を沸かしたりするので夏でも結構活躍してます。
こいつはあくまでデザインの原寸を確認する為に作ったテスト品なので、工場に転がっている材料をササッと集めて形にしたから、見た目は2の次、できあがりの質感は粗野です。
今までは自分のこだわりを実現する為、手の込んだ形状にこだわっていましたが、この形なら製作時間の短縮が出来るんじゃ無いかと閃いたのが7月後半。そこから図面を書き、材料を手配して、お盆休みを利用して製作を開始しました。
炎の流れは変更
テスト品は炎が左からオーブンの下を流れて、一直線に2時燃焼室へ吸い込まれて煙突へ向かうのですが、今回製作する薪ストーブは世間一般に販売されている横型のオーブン付き薪ストーブの燃焼構造を踏襲しています。
ですので、形状こそテスト品とそっくりですが、オーブンの昇温スピードやとろ火からの再燃焼に違いが出るのではと予想し、また構造の違いによる変化を確認出来る事にワクワクしています。
外観は、しっかり隙間を設けて溶接の肉を流し込んだのでバッチリです
オーブンの周囲を高温の炎が包み込む形状にしました。 テストが楽しみです。
悪いクセ
取っ手やカンヌキを、ただの鉄板で作ってハイおしまい。とは出来ません。
不要なこだわりかも知れませんが、少しでも手を加えて見栄え良くしたくなる衝動に突き動かされ、カンヌキや取手をあれこれ試しながら作って見ました
横のガラスとオーブンの扉
取手部分の詳細
[su_row] [su_column size=”1/2″] [/su_column] [su_column size=”1/2″] [/su_column] [/su_row]正面の取手も、デザインを入れて作って見ました。
まとめ
もう今となっては薪ストーブ作りの腕が2年前より上達してしまい民芸品みたいな、ざっくりとした製品を作る事が出来なくなってしまいました。
万一お客様に販売する事が有るかも知れない製品に、自分が納得出来ない部分があると放って置くことが出来ません。 その代わり時間を沢山使ってしまうので正解はありませんが、私はしっかりと仕事をした製品しか作り出すことが出来ないと今回気付く事が出来ました。
全く最初から製作する取手やカンヌキは最初からすんなり収まることは一度も無くて、一旦仮の部品を作り扉にセットした後、後ろに下がって全体とのバランスを確認した後、修正したり作り直したりするので作業のスピードは予定の半分くらいしか進めません。
それでも、一人であれこれ考えながら物を作る事が楽しいです。
この形状の薪ストーブは、ストーブ本体の構造を語るより、煙突の性能でストーブの燃焼の善し悪しが決まります。
要は2重煙突の使用を推奨する訳なんですが、普段使いやイベントに高価な2重煙突を使うのって勿体ないと私は考えていました。しかし、簡単、激安で簡易に自作2重煙突を作ってテストを行っており、良い結果がでれば薪ストーブのシーズンが始まる頃にブログにアップしたいと思います。