ヒミエルストーブ

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初めてお客様の所へ納品に行ってきました(設置編)

 
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完成

初めての納品準備

今まではストーブ本体だけを、お買い上げ頂いたお客様にお渡ししていたのですが、今回初めて煙突も含めたワンセットでの納品を経験しました。

 

下見

ストーブ製作の知識は何度も失敗を重ねる事で得る事が出来ましたが、煙突工事でお客様の家を雨漏りさせる事は絶対に出来ないし、建築関係の知識を全く持ち合わせていないから、自作薪ストーブ友達の「maki式薪ストーブ」岡崎さんに煙突の施工をお願いしました。

今回は岡崎さんが煙突工事、私がストーブ本体の納品というコラボレーションでミッションをおこないました。

奈良県東吉野村のお宅へ岡崎さんと下見に行ったのが梅雨の合間を縫った6月でした。

煙突の施工がメインなので、私はただの助手で全て岡崎さんに仕切って頂きました。

最初の希望プランは以前の住人が使っていた壁抜き穴を利用した煙突の設置でした。けれども、煙突の横引きが長くなるし煙突掃除もやりにくいとお話しして、1階から2階屋根を一直線に抜くプランを採用して頂き、屋根高さを、屋根勾配を測定して帰宅しました。

そして、建物の造作を施主様から大工さんにお願い頂き、屋根抜きが完了した後煙突工事に取りかかりました。

 

ストーブの準備

改造後テスト

お買い上げ頂いてから、改めて確認すると塗装の仕上がりが気に入りませんでした。納品してから不具合があっては駄目なので、一旦総剥離して再塗装する事を決心して、必要な研磨剤やサンドブラストガンを買って、銀色の地肌が見えるまでひたすら磨きました。

 

約半日サンダーを手に取り、ひたすら研磨したので握力が無くなりました。ペンキの剥離は簡単だけど、酸化皮膜(黒皮)の皮膜が強力で、黒皮の剥離にマッチした研磨剤を見つけるまで本当にしんどかったです。

研磨後

せっかくお買い上げ頂いたからには普通で当たり前、不具合なんか絶対おきないよう、ドアやパッキンの調整を念入りに行いました。

 

ストーブの底に耐火レンガを敷き詰め、本体へ炎によるダメージが発生しないようにしました。

慌ただしく塗装、乾燥、塗装の焼き入れ、冷却、研磨を行って、ラップでしっかり包んで納品の準備を終了しました。

 

台風接近前の納品

納品予定日に台風接近の天気予報だったので、急遽納品を2日早めて大急ぎでお客様の元へ運んでいきました。

普通車ならあっという間の道のりも、軽トラじゃスピードも出ないし、姿勢もしんどいので現地に到着する頃には疲れて腰も痛かったです。

現地で岡崎さんと待ち合わせをしていたので、急いで荷下ろしの準備を行い、設置作業が始まりました。

 

チムニー設置

2階

屋根に上がって上から下へ向かって煙突を設置していきます。2人で作業すると部品の準備や、手分けして作業出来るので仕事の進みが早いです。

上からどんどん下へ煙突をつなぎ、最後は本体とスライド部分を介して接続しました。

とは言え、見習いの僕はお仕事の邪魔にならないよう指示にてきぱきと反応する事に精一杯。

チムニーの設置手順や、工事の方法は現場を実際に経験しないと分からないから、こういった実際の設置現場を体験できる事は大きな収穫です。

今回は助手ですが、いつの日にか自分がメインで作業したいです。

 

炉台の部品到着よりも、台風接近で設置日が早まったのでストーブはケイカル板を敷いた仮置き状態で設置作業は終了しました。

設置完了

 

これにて設置作業は終了です。

この後お客様立ち会いで、試運転と使い方の説明を行います。

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