天と地をつなぐ オンドルワークショップ IN 広島 (感想編)

 

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FBのイベントページで開催を知った「天と地をつなぐ オンドルWS in 広島」にお盆休みを利用して参加してきました。

結論から言うと、とても楽しくて意義深い経験だったので本当に参加して良かったです。感動しちゃって別れの朝はウルルン滞在記のように目頭が熱くなっちゃいました。

 

現地に行くまでは果たして参加費を払ってまで労働する価値があるのか判断が付かず、また全く知らないコミュニティーの中へ一人で飛び込んで行く事に躊躇していたけれどそんな妄想は全て杞憂でした。

期間中撮影した写真で動画を作りました。 お急ぎの方はこちらを見て頂くだけで大まかな雰囲気をつかめると思います

一日の流れ

ハンドミルで引いた美味しいコーヒーと朝食から1日が始まります。

大体7時位に朝食を取り8時位から作業を開始するのですが、作業に身体が馴れる3日目まで毎朝脚の筋肉痛と足裏の痛みが辛かった。

美味しい朝食を取った後はその日のゴールを設定して、作業パート事にチームを編成し複数のチームがオンドル完成に向けて同時進行で作業を進めて行きます。

作業の進行フェーズによってチーム編成が変化するけれど、大まかに言って

カマド製作

床の煙道製作

煙突製作

この3つの作業を平行して行う複数のチームを編成するので終盤の床製作までは人手が勝負になります。因みに今回は最大9人の参加者で奇跡的に各分野のプロが集まったので作業の進行は早かった。

とは言え、朝起きてから長目のお昼休みを挟んで猛暑の中1日中、レンガや砂袋、セメント袋、その他重量物を運んで作業を行い、日常と全く違う身体の使い方を必要とするのでワークショップ前半は疲労との戦いだった。

自分の担当パートだけを行えば良いと言う訳では無く、少しでも手待ちで時間が空けば近くにいる人が必要としている物を準備したり運んだりするんだけど最初は全体の流れが分からないのでじっくり手順を観察し、作業をしている人が何を目的に、どういった身体の使い方をしているのかひたすら観察する事に徹していた。

どの技術にも通じる事だが、一見簡単そうに見える技も素人には全く出来ない事が世の常だけど、オンドル製作には左官のテクニックが必須でプロはまるでパティシエが生クリームを扱うみたいにモルタルを自在に操るけれど初めてやって見ると自分が何をしているのか分からなくなる位さっぱり身体をコントロールする事が出来なかった。

場数を踏めば少しは上達出来るんだろうけれど、馴れない作業と言う物は緊張するものでした。

お昼休みは川で水浴び

徒歩5分の所に綺麗な川が流れていたので、昼食を含め2時間位のお昼休みには川へ水浴びに行きお昼寝するのが楽しみでした。

汗と砂埃で湿った身体を、冷たい川に沈めてさっぱりするのが本当に気持ちよかった。

そして昼寝をして体力を少しでも回復させないと夕方まで身体が持たないので、少しの時間で良いから毎日昼寝をしていました。

 

1日の作業を終えた後の楽しみ

お昼休みが終わってから夕方までは毎日本当にあっという間に過ぎ去りました。

広島でのボランティアも一緒だったけれど、1日目一杯作業をした後の楽しみと言えばお風呂の後の宴会です。

夜の宴会に焦点を合わして作業をしている訳では無いけれど、初対面だったメンバー達と同じゴールに向かって作業を行い、美味しい料理を囲みながらアルコールを飲むと日を重ねるごとに心理的距離が縮まって来るのを実感しました。

初日は挨拶程度の距離感だったのが、最終日を迎える頃には「仲間の為に何としても力になりたい」と考えるまでに変化する理由は夜の宴会が大きな役割を果たしているのは間違い無いと思う。

 

毎晩話をするメンバーは替わるけれども、それぞれの個性溢れる私の知らない世界の話を聞くのが宴会の楽しみでもあった。

 

美味しい料理、アルコール、そして生ギターの音楽が有ったので楽しい時間はあっという間に過ぎてゆき翌日に備えて床に就くのが日課だった。

作業内容はゴールに近づいて変化して行くが、1日のルーチンは大まか変化無く淡々と進んで行く。 

 

日を重ねて変化する心境

ワークショップと言うのは、僕の言葉に置き換えれば「お金を払って労働すること」だと思う。

サービスの対価としてお金を使う、通常と真逆の行動なので納得出来ない人も沢山いるだろうし僕自身行くまで良い悪いの判断は出来なかった。

 

けれど、参加費を設定して参加者にも一応の覚悟を求める事は、イベントを成功に導く為には大切な事だと今は考える。

イベント参加費を払って労働する価値があるのか?冒頭でも書いたけれど、そんな事は自分で決めて判断すればいいだけだ。

例えば今回のイベント参加費は2万円だったけど、僕は参加費の値段以上の満足感を得て帰ってきたので価値があったと思っている。

 

作業をするだけじゃ無く、6日間寝食を伴にして一緒に作業する初対面の他人が、いつの間にか何とか力になってあげたいと思う仲間へ変化して行くのが不思議だ。

 

老獪に作業する素振りをしながら休憩することも十分可能だけど、夕刻に疲れ切った仲間達が必死になっているのを間近で接すると何とか力になりたいと思ってしまう。

イベントを企画したキソン君が「天と地をつなぐのは人の心で、多くの人の心が合わされば大きな渦ができます」と最後の夜に語ってくれたけれど、正にその通りだと思う。

 

これが作業だけ現場で行い、現地解散で翌朝集合。宿で一人コンビニ弁当ならこの様な心境の変化は僕には起こらないと思う。

日常の繁忙の中代わり映えしない生活をしていて、こんな心境になる事は今まで無かった。

例え掛かった経費を使い、他の遊びを選択しても今回得た満足感や今後に繋がる楽しみなイベントを得る事は不可能だ。

まとめ

もしイベントが気になるようであれば日帰りで参加してみればいい。

参加するのも帰るのも全くOKなので、僕も最初は消極的な想像で尻込みしたけれど興味をもった気持ちに焦点をあてて小さくても一歩踏み出せば、今までと違う世界にふれあうチャンスがそこに有る。

いつもの馴れ親しんだ環境とは異なる世界で感じる心境の変化や、仲間達の空気感が必ず自分の役にたつと僕は思っている。

 

実際に薪を燃やして火を使う薪ストーブやオンドルって便利になる事で失ってしまった、人の絆を結ぶ力が備わっていると感じる。

それを不便と捉えるか魅力と感じるかは個人の自由だけど僕は好きだ。

 

やりたい事や気になる事は先送りにするんじゃ無くて、言葉に出して行動すれば奇跡が起こって現実になるんだと確信したイベント参加でした。

 

 

 

 

 

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